東京金は、一旦押す場面も視野に入れておきたい。一部の方にはお伝えしましたが、電話だけであるため、文章としてコメントしていきたいと思います。
まず初めに、私たちは東京金を運用していることを理解する必要があります。以前勉強会で参加者の一人が、NY金を見るべきだと言っておりましたが、それは間違いです。あるセミナーでも、NY金を取引したいのですが、どうしたら良いですかといった質問が日本でありましたが、それは愚問です。つまり、NY金と為替の動きが合わさって、東京金価格を形成します。仮にNY金を日本で取引した場合、ドルから円に換えることから為替の動きは付きまとうものです。誤解の内容にお伝えしますが、NY金の上昇は、東京金の上げ要因、ドル高円安は、東京金の下値サポート要因ぐらいで意識しておくのが良いでしょう。
そのことを意識した上で冒頭の「なぜ、押しの可能性があるか」を考えていきたいと思います。正直、ここにきてトランプリスクの買いが、金市場に入っているように思えます。しかしながら、トランプ政権が確立していない以上3月の米利上げは困難との見方が出ているにも拘らず、NY金は1250ドルを上抜けないという事は、上値を買う勢いもないという事になります。それは、ドル高だから!?ですか?そうではないと思います。ここにきて、先週末の日米首脳会談を見ましても、市場に安心感を与えたように思えます。むしろ、リスクオンの動きで、ドルもNY金も買われているように思えます。ただし、昨年からNY金は2段上げを演じ、しかも指数の乖離が出始めております。これは東京市場でも言えます。直ぐに急落するといった話ではなく、積極的に売りましょうといった話ではありませんが、買うのはもう少し待った方が良いでしょう。売るのならば、NY時間帯でNY金が買われた場面、東京金にしましては〇〇〇〇円以上で軽く売ってみるのが良いでしょう。
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