米CFTC建玉明細を見て感じたこと。11:01

本日は、米CFTC建玉明細に触れたいと思います。

相場観に関しては、昨日のコメントをご参考にしてください。

 その前に、ドル円について簡単にコメントします。昨日は、149円07銭まで円高が進みました。12月日銀による利上げが濃厚になったことで、一気に円高に動いたと考えます。しかし、ドルが堅調に推移しております。米短期国債利回りは、低下しているものの、ドル指数は106.4台を維持。12月FOMCによる0.25%利下げ確率が75%まで上昇しているものの、ドルはほとんど反応していません。ドルが反応してくれば、更に円高が進むと予想します。

 こちらは、NY金の日足チャートになります。今回の米CFTC建玉明細の期間は、赤枠になります。ご覧いただいてお分かりになる通り、11月25日(2735から2630ドルへの下落)が含まれております。この期間の大口投機家ポジションは、前週比買い5953枚減少、売り21924枚減少し、ネットロングが25万枚台へ拡大しました。おそらく、売りの減少は3日陽線によるものと考え、買いの減少は11月25日の大陰線によるものと考えます。

ただし、価格が下落したにも関わらず、ネットロングが縮小していないことが気になります。このネットロングの目安は、30万枚以上は買われすぎ、20万枚以下は通常です。

昨日もお伝えしましたが、2500ドル台まで値を下げると予想します。

 こちらは、NYプラチナの日足チャートになります。今回の米CFTC建玉明細の期間は、赤枠になります。ご覧いただいてお分かりになる通り、11月25日、26日の下落が含まれております。この期間の大口投機家ポジションは、前週比買い970枚減少、売り3046枚増加していました。相場が下落したにもかかわらず、買いポジションの整理が進んでいないことが理解できます。おそらく、11月27日以降の反発は、売りポジションのショートカバーと考えます。繰り返しになりますが、大半の投機筋は、高値を買い、安値を売ります。つまり、トレンドフォーローです。アジア圏は、その反対です。

 同筋の買いポジション整理が進んでいない以上、いずれNYプラチナの下落を予想します。そのきっかけは、今月中旬以降、1月限から4月限へのロールオーバー(限月乗り換え)が考えられます。

 基本は、売り目線継続とします。

【日経225】

 日経225は、本日大幅高となりました。会員サイトでは、38200円以下の買いポジションを38800円以上で利食い提案し、ポジションを決済しました。

 本日は、SOX〈半導体指数〉が反発したことで、日経225が39000円台乗せを演じたと考えます。本日反発したことから、徐々に短期トレンドが変化し、再び突込みは買い拾われると考えます。ただし、38000円を終値で下回った場合は、相場下落を警戒してください。

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