昨日22時30分ごろに、尹錫悦(ユン・ソクヨル)韓大統領が非常戒厳を宣言したことで、韓国ウォン安・円高となり、ドル円は148.60円台まで下落しました。しかし、6時間後に非常戒厳令解除したことや、韓国発であるならば大きなショック安にもなりにくかったこともあり、ドル円は150円を回復しております。
ショック安は、ポジションの偏りの多さによるものであり、何でもかんでもボラティリティが高くなるとは限りません。
ドル円の動向は、日米欧の金融政策です。先日の植田日銀総裁発言により今月0.25%利上げが濃厚となり、ウォラーFRB理事も12月利下げ支持に傾いていると発言したことで、0.25%利下げ確率が70%を上回っております。
恐らく、ここまでは市場予想範疇であり、ドルは来年の利下げペースを意識しての堅調さなのかもしれません。今月のFOMCでは、ドットチャートが公表されるため、市場の関心を集めることでしょう。
一つ腑に落ちないのは、なぜ投機筋は円を売るのかです。正直、分かりません。
【大証金】
大証金は、12700円を割り込みましたが、再び12800円台を回復。未だ、修正安の時間帯と考えております。まだ下げ止まったとは言えません。
私は、以前からお伝えしていますが、実需を呼び込むためには、価格下落が不可欠と考えております。そのため、いずれNY市場で2500ドル台まで下落すると予想しております。
ちなみに、金は、買うか、買わないかの2択であり、未だ様子見とします。しかし、修正安を予想する中で、常に前日高値を終値ベースで上回るか注目したいと思います。上回るようならば、多少修正安に時間をかける可能性があります。
【大証白金】
大証白金は、一進一退の動きになっております。本日、終値ベースで前日高値を上回ったため、数日間は下げ渋りを見せる可能性があります。
ただし、大口投機家の買いポジションが大量に維持しているため、買いは考えておりません。新規売りをするならば、慌てる必要がないということです。
先日も述べたように、強制的な決済、若しくはNY市場で910ドル割れがない限り、大口投機家の手仕舞い売りが出にくいのかもしれません。しかしながら、今週に入っても米経済指標が堅調に推移し、市場は楽観ムードが更に高まっているように思います。
ちなみに、短期トレンドの変化は、少なくとも2日~3日後と予想します。今は、上向きです。
【日経225】
日経225は、本日も堅調に推移しております。短期トレンドが、上向きになったことで、当面は下落しにくい相場と考えます。そのため、常に38000円を終値ベースで下回るかに着目し、突っ込み買いを考えるのが良いでしょう。突込みない場合は、様子見とします。
当面の予想レンジは、会員サイトで掲載した価格帯です。
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