足並みが揃わないうちは、弱気しにくいところ。17:51

本日も日米要人発言により、ドル円は乱高下しました。詳細は、割愛いたします。

 日銀の利上げ後退やFRB利下げ慎重姿勢が伝わっているものの、先日の植田日銀総裁発言や、フェドウォッチによる0.25%利下げ確率77.5%を考慮すると、ほぼほぼ市場予想通りのシナリオになりそうです。

 ただし、市場は来年以降を予想しているように思えます。そのため、ドル円は150円を挟んだ膠着状態となっているのでしょう。今月FOMCのドットチャートと植田日銀総裁記者会見が注目されるところです。

 私自身は、未だ円高を予想しています。おそらく、現状では9月のような円高は無いものと考えます。なぜならば、来年日銀0.25%利上げ、FRB1.00%利下げを既に織り込んだからです。米経済指標が堅調である以上、どうしても来年の利下げ幅は縮小することでしょう。

【大証金】

 大証金は、前日高値を下回って終えました。繰り返しになりますが、上昇トレンド、若しくは下げ止まりを見せる場合、必ずと言っていいほど前日高値を上回って取引終了します。そのようにならない限りは、未だ下落傾向にあると予想します。

 私自身、11月に入ってからは、内外金の修正安を予想してきました。途中、予想外の反発もありましたが、結果的には1か月間の安値水準で推移しています。地政学リスクが後退したわけでもありませんが、NY市場の上昇力が弱回ったように思います。ここ数日間、NY市場が堅調に推移しているのは、商い閑散の中、投機筋の買いが若干入っているからだと思われます。

 以前にも指摘しましたが、ビットコインが上昇している内は、投資資金が分散されやすく、金(ゴールド)一強にはなりにくいと考えます。

よって、未だ修正安の時間帯と考えた上で、新規買いは見送るとします。

【大証白金】

 大証白金は、昨日も指摘したように、一進一退の動きとなりました。ただし、先ほど大証金でも述べたように、上昇する相場、若しくは下げ止まった相場ならば、前日高値を上回って終えるのですが、結果的に下回って終えたことから、未だ下げ余地があると考えます。しかし、短期トレンドの変化が1日~2日間は最低必要であり、まだ下落するような状況ではないと考えます。(会員サイトに掲載しています)

しかも、円高によって大証白金が下落するのではなく、NYプラチナ下落によって大証白金下落が理想的です。そうならない限りは、大証市場の底打ちは無いものと考えます。繰り返しになりますが、今のNYプラチナにおける大口投機家買いポジションは、2020年3月以降の上限付近です。余程の材料がない限り、同筋が買いポジションを増やすことは考えにくく、現在でも若干買いポジションを増やしているように思え、NY市場の上値は限定的と考えます。

 ちなみに、ロンドン現物価格に比べ、NYプラチナ価格は6ドル以上割高になっております。11月26日前後では2ドルまで縮小していました。つまり、現物筋の買いは入りにくいと考えます。おそらく、投機筋が売りポジションを解消させ、買っていると思います。

よって、数日間様子見ながら、売り場探しで臨みます。

【日経225】

 日経225は、本日も意外に健闘したように思います。今は、短期トレンドが上向きに変化しているため、突っ込み買い方針とします。本日の会員サイトでは、具体的な価格を提案しております。ただし、私自身、円高予想していることや、日経平均PERが15.86倍まで上昇したこと、空売り比率が40.3%まで低下したことなどから、高値追いは危険と考えます。

 よって、買いの意識を持ちつつ、反発したところは利食いをしながら、前日安値を注視しトレードに臨むのが良いでしょう。

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