本日は、22時30分に米雇用統計が予定されております。市場予想は、非農業部門雇用者数20万人増加(前回1.2万人増加)、失業率4.2%(4.1%)になります。
これと言ってサプライズ要因はありませんが、本日日経新聞電子版で、米国株が世界の投資マネーを『総取り』しているとの記事が出ておりました。信託経由の資金流入は過去最高ペースであり、投資資金が米国株に集中しているようです。このことがリスクにつながりやすいと考えます。当然、アジア株、欧州株の上昇要因が見当たらない中、トランプ米次期大統領の政策に期待しているのでしょう。
すぐに、米国株が下落するとは思えませんが、FOMC前後は警戒しておくべきと考えます。
【大証金】
大証金は、前日安値を下回りましたが、結果的に安値から90円近く反発して終えました。結論から言いますと、まだ私が予想している水準まで修正していないため、引き続き修正安を予想しております。今週に入り、投機筋がNY金を買っているように見受けられます。そのため、NY市場は堅調な動きになっているのでしょう。
ただし、冒頭でも述べたように、仮に米国株がリスクオフの動きになれば、NY市場で12月という時期もあり、2600ドル割れの可能性が出てきます。10月のNY金、2650ドルから2826ドルまでの上昇は投機筋によるものであり、今は10月スタート時点で推移していますが、いずれ11月14日安値2565ドルを下回ると予想しております。
【大証白金】
大証白金は、やはり一進一退の動きになりました。昨日もコメントしましたが、金融商品全体に足並みが揃っていないことや、大証白金の短期トレンド変化が1~2日後と予想したことで、すぐに下落する相場ではないと判断しました。ただし、売り方針、売り目線に変わりはありません。
今は、相場が下落するショック的な要素はありません。ちなみに私は、11月5日以降から内外プラチナが天井を打ったと判断し、そこからは売り方針で臨んできた理由は、NYプラチナの大口投機家ポジションの偏りが目立っていたからです。その一方で現物筋は、大量に売っていました。(過去のブログで掲載しています)それが解消できない限り、買いの考え方はありません。
そのため、円高によって大証白金下落を予想しているわけではなく、NYプラチナ下落がスッキリとした形となり、底打ちに繋がりやすくなると考えます。
ちなみに、現在のロンドン現物価格とNYプラチナ価格との差は、4ドルと昨日に比べ縮小しました。おそらく、逆転現象の可能性があります。(現物価格をNYプラチナ価格が下回る)
【日経225】
本日、会員サイトで、日経225のロスカットが成立しました。短期トレンドで売られすぎを示していたため、38400円以下で買い、前日安値を下回って終えるようならば、大引け決済を提案しました。
前日安値を下回って終えるということは、やはり上昇トレンドに移行できないのかもしれません。上昇トレンドを形成する場合は、瞬間的に前日安値を下回ったとしても、大引けでは上回ります。
ただし、短期トレンドは依然上向きであり、2日~3日間変化しにくいと予想しているため、その間は安値を弱気するのは避けたいと考えます。
よって、逆張りの買いを意識しながら、利食いできるところは利食いをするのが良いでしょう。
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