昨日、植田日銀総裁は、第二地方銀行協会主催の会合で、再び『利上げを行うかどうか議論し、判断する』と述べたことで、本日一時的に0.25%利上げ確率が99%まで上昇し、ドル円は瞬間155円を割り込みました。
昨夜、ウォラーFRB理事(中立)が、テレビインタビューで、3月のFOMCでの利下げに関し、『完全には排除されない。データ次第で、利下げが市場の想定よりも前倒しされる』との見解を述べた上で、データ次第では年内に3~4回の利下げが可能なことを示唆しました。
これら発言により、ドル安・円高に動きやすくなっております。
いずれにしても、24日までは円安に動きにくいと考えます。
来週はトランプ氏が米大統領に就任するにあたり、イスラエルとハマスの停戦合意に加え、ドル安の動きは意図的なものを感じます。
【大阪金】
大阪金は、やはり一進一退の動きになりました。17日の高値13710円、安値13590円とほぼ予想レンジ内での動きとなりました。(一昨日の会員サイト、昨日の一般サイトに掲載しています)
おそらく、未だレンジ内の動きを予想します。ただし、前日安値を下回って終えた場合は、買い玉の決済をお勧めします。なぜならば、NY市場で投機筋が買い煽っており、推測では15日時点で大口投機家のネットロングが30万枚程度に増加していることが考えられます。
30万枚を超えると、相場に過熱感が出ることもあり、一旦2700ドルを下回ることが考えられます。ただし、リスクだけを考えても何もできません。よって、突っ込み買い方針の中で、前日安値だけは意識しておきましょう。
【大阪白金】
大阪白金は、本日も上値の重い展開になりました。予想レンジ上限を切り下げての逆張り方針ではありますが、反発力が思った以上に鈍いようです。
短期トレンドが下向きであるため、基本は逆張りの売り主体ではありますが、数日前から指摘しているように、プラチナ現物価格より割安な大阪白金であるため、大崩れはしにくいと考えます。
ただし、大崩れはしないとしても、これはプラチナ現物価格が下落しなかった場合になります。つまり、プラチナそのものが下落した場合は、大阪市場が割安とかは関係ありません。私の相場理論からしますと、前日安値を5日間下回って終えたため、相場の流れは下向きです。ただし、今回は山も高くなかったため、底も深くないように思えます。一つ懸念は、やはりNY市場における大口投機家の買いポジションです。(正直、昨年11月以降は買いの話は一切していません)
よって、反発を意識しながら逆張りの売り主体とします。
【日経225】
日経225は、38000円割れを回避しました。昨日も指摘しましたが、日銀利上げ観測や、トランプ大統領就任が、市場へ警戒心を与えているように思います。
しかも、週末ということもあり、ポジションが縮小されたように思えます。
基本は、未だ逆張りの売り主体で考えたいと思います。市場が警戒しているため、8月のような下落は無いように思えます。ただし、短期トレンドが下向きである以上、売りを意識しておくのが良いでしょう。
よって、昨日の売りポジションの利食いは自由とし、ストップロスは前日高値を上回って終えた場合とします。
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