未だ一方向に動きにくい相場展開!?18:09

 昨日は、米国市場においても日銀の利上げ観測が強まったことや、本日の日米首脳会談で石破首相が円安についてて何らかの議論があるのではとの警戒感で、円買いに動いたようです。そのため、ドル円は、一時151円を割り込みました。

 私の予想では、日米首脳会談で石破首相が円安について議論することは無いと考えます。

 昨日は、市場が既に日銀の0.25%~0.5%利上げを織り込みに動いているため、ドル円は151円台~153円台の動きと予想しました。その理由としては、昨日も述べたように、テクニカル面から152円台から円が買われすぎの状態にあるからです。そういったことから、ドル円の反発も意識しておくべきでしょう。とは言え、円安方向に転換するとは思っていません。なぜならば、米国利下げがあまり織り込まれていません。

本日の米雇用統計を注視したいと思います。

【大阪金】

 大阪金は、一時前日安値を上回りましたが、結局下回って終えました。そのため、一旦買い玉撤退とします。

 やはり、昨日もお伝えしたように、昨日の段階で2日間高値更新できなかったことから、一旦下落したように思えます。大阪市場では前日安値を下回って終えましたが、6日のNY市場では前日安値を下回ったものの最終的には上回って終えました。

つまり、両市場で前日安値を下回らない限りは、大崩れは無いと考えます。しかしながら、COMEX指定倉庫に在庫が流入していることや、NY市場の取組が直近ピークに比べ40000枚以上減少していることから、一旦トランプ大統領の追加関税による駆け込み的な買いは一巡したようにも思えます。

しかも、大阪金の短期トレンドが一日後に上向きから横向きへ変化することが予想できるため、少しレンジ相場をイメージした方が良いと考えます。

 よって、買い主体の逆張り方針とし、前日安値13929円を意識したうえで買いを考えるのが良いでしょう。もう一つ意識することは、NY市場の動向です。買い煽った投機筋が存在しているため、前日安値を下回って終えた場合は、買い玉決済とします。

【大阪白金】

 大阪白金は、先日から予想していた通り、更に狭いレンジ相場となっております。これは仕方がないのかもしれません。これは、あくまでも私の想像ですが、今回のトランプ大統領による関税警戒心からNYMEX指定倉庫へ在庫が流入したことで、ロンドン現物価格は堅調に推移し、そのことから大阪期近に買いが入り、ヘッジで期先に売りが出ているように思えます。そういったことから大阪白金の当先の差が80円まで拡大していると考えます。

しかも、大阪市場が現物価格よりも割安であり、且つ逆ザヤであることから突込みは買い拾われやすいのも事実です。そういったことから大阪市場は狭いレンジで推移しているように思います。

ただし、いずれ相場は動き出します。今は割安な相場なだけに、買い主体の逆張り方針を継続していますが、引き続きこのことトレードは継続とし、その買い玉は前日安値4725円を終値ベースで下回った場合は撤退とします。

今の相場は、かなり複雑になっております。

 お客様と会員様にお伝えします。会員サイトで掲載しています短期トレンドが下向きになっているにもかかわらず、買い主体の逆張り方針とお伝えしているのは、大阪市場が割安であることと、25日移動平均線の上に価格が推移していることから現段階では弱気していません。ただし、NYプラチナ価格とロンドン現物価格との差が、未だ36ドルも開いていることから強気もしにくいところです。

 そういう私なりの解釈で、買い主体の逆張り方針としています。

【日経225】

 日経225は、やはり39000円を維持できませんでした。円高と半導体株下落が日経平均株価の上値を抑えたように思います。

しかし、昨日の段階で日経平均EPS(一株当たりの純利益)が2530円に上昇したことで、PER(株式収益率)は現段階で15.36倍まで低下しております。16倍台は割高、14倍台は割安とお伝えしましたが、仮にEPSが2530円を維持するならば、40500円でPER16倍です。

 つまり、EPSが上昇した場合は、日経平均株価が下落すると割安が意識されます。

 よって、引き続き売り主体の逆張りを意識し、突込み利食い自由とします。

 ちなみに、本日の空売り比率は39.3%と昨日と同水準です。

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