大阪金は、本日から突込みなければ見送り。17:58

昨日の米CPIコア指数が、前月比・前年同月比ともに市場予想を上回ったことで、市場は年内利下げ停止、若しくは利上げを行うのではとの思惑により、ドル円は154.80円台まで上昇しました。

 今回のドル円反発により、私が見ているテクニカル指標では売られすぎ解消となりました。おそらく、1ヵ月は極端な円高に動きにくいと予想します。そのテクニカル指標を見る限り、1か月間上向きトレンドが継続するように思います。そのように解釈しますと、3月18日・19日に開かれるFOMCでのドットチャートが重要イベントになることでしょう。

よって、155円を挟んだ上下〇円のレンジで動くと予想します。

【大阪金】

 大阪金は、本日も大幅高になりました。これは、私の解釈ですが、NY市場で投機筋が買いポジションを決済し、再び買い直しているような相場展開と考えます。おそらく、ネットロングは30万枚を割り込んでいるように思えます。

 本日の高値からは、買いは見送りとします。前日高値を上回って終えているため、依然として上昇トレンド継続中ではありますが、本日の上昇で大阪金RSIは77%まで上昇し、やや過熱感が出始めているように思います。

ただし、未だ突込んだ場面では買い拾われやすいと考えているため、2手押しは買い拾いとし、押し目ない場合は様子見します。昨日もお伝えしましたが、手が付けられない相場になっており、必ず線引きをしておく必要があります。

【大阪白金】

 大阪白金は、本日も堅調な動きを見せました。今回の相場は、NY市場がけん引役となっているように思います。そのNY市場を引っ張っているのが、NY金の存在のようにも思えます。

 そのため、NYプラチナ価格はプラチナ現物価格より56ドル割高になっています。今の現状では仕方がないのかもしれません。トランプ政権が、自動車などについて相互関税の免除を検討しているといった報道もプラス要因になっているのでしょう。

 もうしばらくは、底堅く推移すると考えますが、どうしても大阪白金の4800円台を強気する気にはなりません。前日高値を上回っているため、売りは一切考えておりませんが、トランプ大統領の相互関税発表後のプラチナ相場を確認したいところです。

 ちなみに、NY市場では、おそらく投機筋がすこしづつ買いポジションを増やしているように思います。

よって、引き続きレンジ相場を意識した突っ込み買い主体の逆張り方針継続とします。

【日経225】

 日経225は、本日まとまった反発となりました。本日はNISAの日であり、昨年は1000円以上上昇しました。

 昨日のコメントでは、日経平均EPSが2551円まで上昇しているため、38000円台は割安になると指摘した矢先の反発でした。ちなみに、昨日のEPSは2563円と上昇しております。繰り返しになりますが、PERが14倍台は割安、16倍台は割高です。EPSは一株当たりの純利益になりますので、PERは日経平均株価が純利益の何倍かです。

 今週で日本企業決算発表が一巡し、いずれにしてもレンジ相場を意識した突っ込み買い主体の逆張り相場で臨むのが良いと考えます。常に、前日安値を意識しながら買いトレードを行うのが良いでしょう。数週間前から指摘しているように、昨年8月の暴落相場とは異なります。

※昨年8月の暴落相場前は、私自身注意喚起していました。3月は若干注意する相場と考えますが、市場自体警戒していることもあり、仮に金融商品全般下落したとしても新規買いが入りやすいように思います。

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