まず初めに、今回の金融商品大暴落は、正直予想していませんでした。予想できなかったのが本音です。昨年8月の暴落は予想していた通りの動きでしたが・・・。
このような相場をいろいろ説明しても仕方がありません。先週末もお伝えしたように、理屈ではありません。投資家マインドが悪化しているため、相場が反転するのには時間が必要と考えます。
本日の会員サイトでは、テクニカルは一切関係なしということで、ひとこと『陰の局』と伝え、ご資金に余力のある方は買いと推奨しました。ただし、ここまで下落しているため、資金余力は乏しいかと思います。その後は、個別で対応いたしました。
繰り返しになりますが、米政府の相互関税が世界株式市場及び金融市場を混乱へ招き、先週末のパウエルFRB議長の講演でも『不確実性』ということで、利下げを急がない方針が伝わったことで、再度売りが売りを呼ぶ格好となりました。同氏は、新型コロナウィルスのパンデミック(世界的大流行)が発生した際、テレビ出演して経済への最大限の支援を約束するなど、必要だと思えば強いメッセージを発していました。今の金融商品は、パンデミックと同等のように思います。
いずれにしても、投資家の売りが控えているため、再び戻したところは売られながら、相互関税の悪材料を織り込むしかありません。
ちなみに、VIX(恐怖)指数は、現時点で53.4%まで上昇しております。2008年10月リーマンショックでは瞬間80.86%、2020年3月コロナショックでは82.69%、昨年8月令和のブラックマンデーは38.57%でした。30%以上は、投資家の不安心理が高まっている証であり、かなりリスクオフに動いていることが理解できます。
メンタルが弱回っている方は、お気軽にご連絡ください。気の利いたことは言えませんが、現状を理解しながら次の投資につなげていきましょう。
それと、おそらく本日、プラチナ現物市場で中国の買いが入ったように思います。