東京金は、先週末の米雇用統計が事前予想よりも良好な数字だったことから、今月の米利上げ確実との見方になりましたが、ある程度材料が織り込まれたことから、ドルが反落、NY金が反発しました。4400円後半から4500円台は売り方針と以前からお伝えし、3月9日には4414円の安値を付けました。その後反発しておりますが、果たして、その値段が今月利上げを織り込んだのでしょうか!?
私の持論ですが、今月利上げを織り込んだとは思えません。まず一つに、昨年12月までにファンドの売りポジションは15万枚近くまで増加しました。買いポジションは、約16万枚とほぼ売り買いの差がなくなったことになります。それが今は、売りポジションは約9万6000枚、買いポジションは約23万枚と、約13万枚の買い越となっております。昨年は年1回の利上げ、今年は年3回の利上げ、3月利上げを実行しますと、年4回の利上げの可能性も残っているにも拘らず、ファンドは売り込んでいません。むしろ、何かに対する期待感を持って買い玉を維持しているようにも思えます。そのような行動が、利上げを織り込んだと言えるのか疑問です。
これは、私の持論ですが、東京金は天井を打ったと考えております。そうしますと、まず4553円の高値から4414円まで約140円の下げを演じ、それに対して30円~40円(3分の1)戻したことから、2段下げを演じると考えております。その次の安値は恐らく〇〇〇〇円になることでしょう。
よって、東京金は売り方針継続とします。
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