会員サイトをご覧いただいていますお客様、会員様は、短期トレンドを参考にし、自分の投資スタイルで臨むのが良いと考えます。私が短期トレンドを掲載しているのは、短期(60分足)の集合体が中期(日足)であり、短期から徐々に変化するからです。そのため、60分足を見て、日足を見るのが良いでしょう。
私ごとになりますが、本日も会員様とお話しさせていただきました。その方は、十数年前から金だけを買っており、ずっと金は吹き値で半分利食いしながら、突込みでは半分買い直すスタイルを繰り返しているようです。このように、自分のスタイルを確立させることが、相場で利益を得るために重要なことだと考えます。相場は、瞬発力が必要であると同時に、計画性を持って臨まない限り、常に一喜一憂することになります。
米国債長期利回り上昇一服からドル円は、144.30円台まで反発する場面もありましたが、日米関税交渉や米国3連休を控えていることもあり、再び143円台まで値を削る格好となりました。米長期利回り低下は、トランプ大統領の大型減税を盛り込んだ税制・歳出法案が下院で可決されたことが一因と考えます。
昨日、ウォラーFRB理事は、『7月までに関税の10%近辺までの引き下げが確定し、実施されれば、今年の後半は良好な状況になる。そうなれば、金融当局は今年後半に利下げを行う良い立ち位置になる』と述べていました。今でも年内2回利下げが有力となっております。今は、9月と12月、それぞれ0.25%利下げが有力視されております。
【大阪金】
大阪金は、やはり15200円台で買い拾われました。NY金に関しましても、昨日指摘したように3200ドル台では買われやすかったようです。これは、全て必然的な動きです。必ず相場が教えてくれます。ごく稀に、昨年8月や今年4月のような下落もありますが、ロウソク足や投機筋のポジション等を常に意識すると、そのリスクを5割解消することもできます。
〈相場は決め打ち、行動せずに利益は得れない〉
私は、昨日も5月16日~20日高値15245円~15288円を下値支持線とし、前日安値を目安に買い方針とお伝えしました。結果、15284円まで下落したものの、最終的には15461円と、安値から177円切り返しました。私は、結果論を述べているのではなく、5月21日のロウソク足(大陽線)を確認した上で、買うポイントを伝えしたまでです。買うか、買わないかは、その方の投資スタイルと度胸の問題と考えます。相場は下がると、『まだ下がるのでは?』と思いがちであるため、まずは『試しに買ってみる』感覚が必要です。その手段として、相場を見ずに、指値を入れるのが重要です。
〈現価格=金の評価〉
繰り返しになりますが、金は大きな市場の中で現物の買いが主役になっている商品です。その理由としては、世界各国で、財政拡張政策を打ち出しているからです。それが、金の下値を切り上げている理由と考えます。小さな市場でないことを理解しましょう。
それと、欧州圏の金デリバティブの元本総額が、3月に1兆ユーロ(162兆円)を超えております。金の人気が高くなっているため、欧州での現物不足が懸念されているようです。つまり、数十年前とは異なり、金に対する評価が、一段と上昇していることになります。
よって、これからのポイントは、5月21日大陽線を軸に、前日安値を意識した買い方針継続とします。ただし、相場が上昇するためのエネルギー(時間軸・日柄)が必要と考えており、反発場面では買い玉一部を利食いし、突込み買い狙うのが良いでしょう。
【大阪白金】
大阪白金は、やはり堅調な動きを見せました。私は、大阪白金4700円台は買われすぎの領域であるため、一部利食いを提案していますが、このまま下げ渋ると、もう一段高も考えられます。まだ弱気するつもりはありません。お客様や会員様は、本日の会員サイトを見ていただくと分かる通り、相場の変化はもう少し先のように思います。
〈プラチナは独自材料で上昇〉
ただし、私は以前にもお伝えしたように、買われすぎの領域では買いは考えません。利食いのみをし、相場の動きを把握するのが良いと考えます。今回のプラチナ上昇は、独自材料によるものです。1-3月のプラチナ需給が25トン供給不足だったことで、プラチナ現物価格の評価が上がったと考えます。そのため、2月~3月現物高値1013.73ドルを下回ることは無いと予想します。(余程のマイナス要因がない限り)
そのように解釈すると、現物価格1040ドル以下は買い拾われやすいのかもしれません。
〈以前のおさらい〉
相場は自分で描くことが重要です。利益を得るか損失を出すかは別です。常に、イメージすることが重要です。しかも、同じ相場はありませんが、相場のパターンはあります。そのことを理解しておくだけでも、全く違う結果になります。
https://first-traders.com/metal/17275/
上記URLは、5月8日のブログになります。私は、その時の大阪白金について、三角持ち合いの上昇型パターンであることをお伝えしました。5月8日のチャートと本日のチャートを見比べてみてください。
まったく同じ下値支持線と上値抵抗線を重ね合わせてみました。これを5月上旬の段階で描けた方は、4700円台まで狙えたかどうかは別として、まとまった利益を得ることができたと思います。私は、正直、このような形で4700円台まで上昇するとは思いませんでした。
相場のパターンはいくつかありますので、チャートを見ることが重要です。そうすると、必ずヒントが隠されております。失敗することもありますが、そのパターンにはまることができれば、損失以上の利益を得ることができます。
〈NYプラチナ価格と現物価格の関係〉
相場を動かすのは投機筋です。相場を底堅くさせるのは現物筋です。
本日午前6時のNYプラチナ価格1085ドルに対し、現物価格は1081ドルでした。現在午後6時ではNYプラチナ価格1092.5ドルに対し、現物価格1088ドルとなっております。4ドルほどNYプラチナ価格が割高ということになります。ここで言えることは、①現物価格が堅調に推移している②価格差が拡大していない③現物筋の売りが出にくいということです。NY市場では投機筋が買い煽っていると判断していますが、現物価格も一緒に上昇しており、下がりにくいのも事実です。NY市場=投機筋・現物筋等、現物市場=現物筋のみであるため、投機筋が買うことでNYプラチナは現物価格よりも大幅乖離したところでは現物筋の売りが出やすいものの、今はそこまでの乖離にはなっておりません。つまり、来週も上昇する可能性があります。
よって、買いの意識を持ちながら、もうしばらく日柄を見ていきたいと思います。
【日経225】
日経225は、やはり反発しました。昨日の会員サイトでは、37800円売り玉の利食いを37000円割れで提案し、本日反発した37350円で再び売り提案しました。正直、大きく崩れるかどうかは分かりませんが、相場の流れが戻り売りになっている以上、売りの意識を持つ必要があると考えております。
しかも、前日の高値をストップロスとして考えれば、それほどリスクを抱えることはありません。常にリスクが小さいと思われるポイントで売買するのが良いでしょう。
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