東京金は、下がらないと、上がれない!?

 東京トウモロコシは、売りがヒットしております。依然、売り玉維持のままです。更に売り乗せも考えております。

さて、本日は東京金のコメントをします。東京金は、売り方針継続です。一部の方にはお伝えしましたが、 フランス大統領選に出馬している主要候補者5人によるテレビ討論直後に発表された視聴者調査で、中道系独立候補のマクロン前経済相がトップの支持率を獲得し、右派候補のフィヨン氏と極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首は19%で3位タイだったことから、フランス大統領選リスクが後退したことでNY金時間外取引は売られたようです。

しかし、今の段階では、フランス大統領選の支持率はあまり材料視されないと考えております。が、本日のように円高で、東京金が売られることは、私にとって悪いことではありません。FOMCで利上げ決定し、オランダの下院選は無難に通過したことから、米金ETFの保有残高は減少傾向にあります。NY市場におけますファンドの動向も強気に偏っているわけでもないため、1250ドルや、1300ドルに向けて上昇していくことは考えにくい。

あとは、ドル円のみの動きが重要になります。先週末に公表されましたIMMの日本円のファンド動向を見ますと、前週に比べ円買いポジションが3640枚減少し、円売りポジションは12957枚増加しておりました。つまり、円安人気になっていることになります。私の持論ですが、相場が偏りますと、その反対に動きやすくなるため、当面は円高で推移すると予想します。

 ただし、円高に推移しましても、NY金が買われるようならば、東京金は4400円を維持することになりますが、最終的にはNYダウの大幅安が、金融商品を買っているファンドを振るいにかけることでしょう。

 そう考えますと、米利上げ、NYダウ修正安予想、円高予想という事で、私は東京金の売りを継続いたします。

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