リスクオンの動き継続中。17:58

10日の米卸売物価指数、11日の消費者物価指数とも、市場予想の範囲内ということもあり、FRBによる利下げ期待が市場では高まっているようです。

 ちなみに、現在17時時点では、0.25%利下げ確率92.7%、0.5%利下げ確率7.3%で推移しています。つまり、0.25%か0.5%の利下げが期待されております。

 私は、以前からFOMCでの利下げ期待が相場のサポートになっているということで、プラチナに関しても売りは控えるように伝えてきました。今の相場は、市場環境と投資家マインドが上手く合致しているため、相場が下がると買い拾われやすくなっております。そのため、やはり何かのきっかけがなければ、相場は変化しないということになります。それが、今月のFOMCと考えます。

【大阪金】

 大阪金は、堅調な動きを見せました。正直、高値をついていくのが不安であるため、会員サイトではストップロスを前日安値に設定し、短期買い方針としてきました。中・長期狙いならば、FOMCを見てからで良いと付け加えてコメントしてきました。

 私自身、2022年からは一切売りは考えておらず、常に買い場を探してきました。正直、買い玉のストップロスも幾度も経験していますが、大きな失敗はしていません。

 こちらは、NY金日足チャートになります。相場は、投機筋の売り買いで価格を形成し、現物筋のモノの出し入れで、価格水準が決まります。つまり、投機筋が買った分は、いずれ反対売買で決済するということになります。その売り決済に合わせる格好となるのが、現物筋です。

 今は、短期トレードを重視しながらFOMCの結果を待ちたいと思います。注意することは、前日安値を下回って終えた場合のみです。あとは、どちらにせよ、FOMC当日はポジションを身軽にするのが良いでしょう。利下げ期待が強すぎる分、懸念もあります。

【大阪白金】

 大阪白金は、本日堅調な動きを見せました。昨日は、WPIC四半期プラチナレポートについて、思うこと、感じたことをコメントしました。正直な考えです。ただし、今の相場には当てはまりません。金価格上昇、世界株式市場高値圏で推移している中、プラチナだけが売られるわけはありません。

 ただし、私自身、先日も伝えたように、VIX(恐怖)指数に対するヘッジファンドの大量ショートポジションが気になるところです。ショートポジションを増やしているということは、今後も静かな動きをするとの予測が大半であり、何かのきっかけでボラティリティが高くなる危険性があるということにもなります。

 ※相場は、悲観と楽観の繰り返しで動きます。楽観し続けると、それだけ買いポジションが積み重なるということでもあり、その反動も当然あります。

 話はプラチナに戻しますが、大阪白金の相場分岐点は6000円と考えます。つまり、6000円を維持するようならば堅調に推移する一方、6000円を割り込むと軟調な動きをすると考えます。今は、6000円を上回っていることと、大阪市場の限月乗り換えも重なって、下げ渋りを見せているように思います。当然、今週からNY市場でもロールオーバーが行われています。おそらく、月末まで続くことでしょう。

 繰り返しの話になりますが、プラチナ現物1400ドル以上では現物と思われる売りも出やすいと考えます。よって、プラチナ現物は1350ドルを下回るかに注目しながら、再び売るタイミングを考えたいと思います。(まだ、そのタイミングではないということをご理解ください。)

【日経225】

 日経225は、堅調な動きを見せました。会員サイトでは、9月10日から短期トレード中心とし、前日安値を下回って終えた場合は決済としながら買いの話をしてきました。短期トレンドが、上向きのままで推移しているため、短期は買いとしました。これは、大阪金と同じです。

 短期トレンドの変化がイメージできない時は、そのトレンドに沿ったトレードが重要ということになります。

 ちなみに、本日の日経平均SQ値は、45016.28円でした。幻のSQであり、この価格を上抜けるか、やはりFOMC辺りまでは、短期トレード中心で考えるのが良いでしょう。

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