FOMC後の動きを確認。それまでは、〇〇〇にくい。17:46

トランプ米大統領は15日、自身のSNSでパウエルFRB議長に対し、利下げが遅すぎると批判した上で、『今すぐ利下げしなければいけない。しかも、当初の想定より大幅な利下げだ』と投稿しました。

 政治圧力によりFRBの独立性が脅かされている中、16日ー17日にFOMCが開催されます。(日本時間18日午前3時)市場の予想では、0.25%利下げ確率は96.1%、0.5%利下げ確率は3.9%となっております。しかも、年3回利下げ(1回0.25%利下げ)予想となっております。

 市場は、0.25%~0.5%利下げを織り込んでいるように思います。そのように考えると、おそらく無いと思いますが、据え置きはネガティブサプライズになります。0.25%ならば、ドットチャート次第で、利益確定売りが入る可能性が高いと考えます。

いずれにしても、FOMC後の相場展開に注目したいと思います。

【大阪金】

 大阪金は、やはり堅調な動きをしています。繰り返しになりますが、FRBによる利下げ期待が強すぎるため、そのことを覆すネタがない限り、大崩れはしないと思われます。そのため、FOMCまでは下がりにくいと考えます。あとは、FOMCの結果が出てからの話です。

相場は、思惑・噂などの方が動きやすく、結果が出ると、その材料の効力が弱くなります。そのため、『噂で買って、事実で売る』という格言も理解できます。

 よって、会員サイトで述べている通り、短期買い方針とし、FOMC前は買いポジションを軽くするのが良いでしょう。(軽く=少なく)

【大阪白金】

 大阪白金も堅調な動きを見せました。仕方がないようにも思いますが、正直プラチナに関しては強気していません。しかしながら、FRBの利下げ期待による米国経済下支えが、商品相場をサポートしているように思います。

 いずれにしても、金同様、FOMC後の動きを確認したいと思います。

 本日の大阪白金は、予想以上に反発したように思います。本日6時のプラチナ現物価格1407.2ドル、ドル円147.36円に対し、15時45分時点では現物価格1405.1ドル、ドル円146.9円にも関わらず、45円反発しました。(6時から15時45分)6時に比べ30円安い換算値ではありますが、これが相場の流れというのでしょうか。

相場は、流れが重要です。流れが良いときは、どんな悪材料も吸収します。

ただし、プラチナ現物価格が1400ドルを上回っている以上、先ほども述べたように強気は一切しません。

ちなみに、内外ともにロールオーバー(限月乗り換え)が進んでおります。

【日経225】

 日経225も堅調な動きを見せました。FRBにより利下げ期待と、日銀の利上げ先送りが相場を堅調にさせているように思います。そのように考えると、FOMC前に下げたとしても、大崩れしないと考えるべきでしょう。

 本日お客様から、内外のメジャーSQを注目しているか否かの質問を受けました。私自身、メジャーSQ値を無視することはありませんし、一つの目安と考えております。ただ、重要視しているか否かで考えると、あまり重要視はしていません。むしろ、国内は第2週末、海外は大3週末の1週間の動きを重視しています。この1週間は、ポジションのロールオーバー(限月乗り換え)が行われる週です。

ポジションが出ていったことより、ポジションが入り作られたことを重視するのが良いと考えます。

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