中銀ウィーク終え、市場に安心感。19:06

 本日12時45分過ぎに、市場の予想通り日銀は政策金利を0.5%の据え置きで決定しました。ただし、ETFとREITの売却開始を決定。所要の準備が整い次第、ETFは年間3300億円程度(市場全体に占める割合0.05%程度)、REITは50億円程度(同0.05%程度)を売却するとのことです。本日、植田日銀総裁が記者会見で話していましたが、売却期間は100年以上かかるとのこと。

 話は戻しますが、今回の現状維持は賛成7人に対し、反対が高田委員と田村委員の2名でした。この反対票を投じた2名は、否決されましたが、0.75%への利上げ議案を提出したようです。

 次回10月30日、日銀金融政策決定会合で利上げの可能性が出てきたように思います。

〈日銀金融政策決定会合を受けて〉

 今回の日銀会合で反対票が2名存在したことと、以前から言われていたETFやREITの売却を決定したことで、一旦ドル円は147.20円まで下げ、日経平均は44495.46円まで下げました。

【大阪金】

 大阪金は、昨日欧州時間で反発したものの、米国時間で利食い売りが出たため、結果上値から80円以上下げて終えました。昨日のコメントでは、本日終値で前日安値17370円を下回るか、それとも前日高値17530円を上回るかを確認したいとしました。結果的に、前日高安の中で取引終了しました。

 しかしながら、繰り返しの話になりますが、売る相場ではありません。今の価格帯でも、売るか買うかの2択であるならば、買いを考えるべきでしょう。ただし、私は、買うか、買わないかの2択です。

 唯一、金現物価格の下落要因は、株式・債券市場の急落に伴う、換金売りしか考えられません。大阪金価格の下落要因は、円高しか考えられません。まだ、そのような段階ではないように思います。しかし、万が一そうなっても良いように、必ず前日安値を下回って終えたかチェックしておくのが良いでしょう。

【大阪白金】

 やはり、プラチナ現物価格は1400ドル台で売られるものの、1370ドル台では買い拾われやすいようです。

 正直、まだ下がる相場ではないように思います。以前にも伝えていますが、市場環境と投資マインドが、かなり整っていると考えます。その環境下で相場が下がったとしても買い拾われるのは仕方がないように思います。

 しかも、今週は中国実需筋が、現物をある程度買い拾っていたように思います。ただし、その一方で、世界ETF保有残高は増加していません。全てが、相場に反映するとは言えませんが、このような動きが相場を底堅くも、上値重くもしているように思います。

いずれにしても、買いは考えていませんが、もう少し相場の変動を見守っていきたいと思います。

【日経225】

 日経225は、やはり44000円台で買い拾われました。本日の会員サイトでは、高値買いは見送りとしながら、45000円以下は買い拾われやすいと指摘しました。

 まだ下落する相場ではないように思います。高値は強気する相場ではないものの、昨年8月や今年4月のように下落するような環境ではないと考えます。

 相場の動きを見ながら、短期トレード中心で臨みたいと思います。

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