四半期末相場の行方と、10月中国市場休場。18:02

 結果的に、9月は大幅上昇した月となりました。正直、全く予想できませんでした。

トランプ政権は、政府機関閉鎖を機に連邦職員の大量解雇を行う可能性を示唆しており、過去の政府機関閉鎖とは様相が異なるかもしれません。

本日の米国市場に注目したいと思います。

ちなみに、10月1日から8日まで中国市場は休場です。

【大阪金】

 大阪金は、9月だけで2391円(14.6%)上昇したことになります。FOMCがハト派に傾いたことで、インフレ懸念が台頭し、しかも米政府機関閉鎖懸念から安全資産として金が買われたようです。やはり、一番は、ドル離れによる金買いが不変であるということです。

 当然、一ヶ月で2391円も上昇した相場だけに、利益確定売りが出ても不思議ではありません。私自身は、前日安値を下回って終えない限り、短期中心に買い方針としてきました。短期と述べたのは、8月20日安値から既に15%上昇したからです。ちなみに、8月20日安値から9月末までで17.4%上昇したことになります。

 一つ注意することは、以前から述べていますように、前日安値18370円を下回って終えるかです。下回って終えるようならば、一旦上昇一服感が出る可能性はあります。ただし、売りは一切考えません。

 新規買いできなかった方は、無理に買う必要はなく、高値から5%、10%の押し目を買い狙うのも一つです。金とは言え、必ず押す場面はあります。所詮、相場はマネーゲームです。

【大阪白金】

 大阪白金は、9月だけで1597円(27%)上昇したことになります。何度も言いますが、やり過ぎです。やり過ぎと私が言うのは、明らかにマネーゲーム化して上昇したからです。需給をどうのこうのという相場ではなくなったということになります。私が、普段から伝えているように、中国筋はプラチナの購入を6月に比べ減少させています。世界的にETF保有残高は増加していません。それなのに、供給不足だからと言って、あたかも高いことへの正当性を訴えております。供給不足とは、在庫がないことを言い、在庫があるならば供給不足ではないと、私はそう考えます。

 つまり、今の相場が継続するとは思えません。しかし、9月24日から一気に上昇した相場は、大幅下振れがあったのち、再度買い進まれ天井を打つケースがあります。それが、7491円を上抜くか、上抜けないかは分かりませんが、当面ボラティリティは高まることでしょう。

 昨日も述べたように、大阪白金は6500円もあり得るし、8000円もあり得る相場です。つまり、ハイリスク、ハイリターンであり、色々な作戦を考える必要があります。

 現在17時35分、7000円まで下落していますが、前日安値7303円を下回って終えるようならば、〇〇〇〇円まで修正安を演じると予想します。そこは、一旦買いを意識しても良いと考えます。

【日経225】

 日経225は、やはり軟調な動きを見せました。本日会員サイトでは、45200円以上で新規売りを提案しました。残念ながら45180円までしか反発できなかったため、新規売りは成立しませんでしたが、上値の重さは感じられました。お客様には、短期トレンドが下向きになったため、下振れの可能性は高いと伝え、大きく狙うのではなく、ある程度の値幅でトレードすることを進めました。

 相場が上昇した後、なかなか下がらないと、ほとんどの投資家は今後も下がらないのではと、相場に洗脳させられてしまいます。金でも述べましたが、下がらない相場はありません。必ず、どこかでは下がります。相場のリズムに注意しながら、10月相場を考えていきましょう。

 

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