20日の9月米雇用統計、どこまで反応するか。18:06

 今週20日、22時30分に9月米雇用統計が発表されるようです。失業率は見送られる可能性はありますが、9月非農業部門雇用者数は発表されるようです。かなり、注目度が高いように思います。

 ミランFRB理事以外は、ほとんどの米高官は、『12月利下げ』に慎重な姿勢を維持しております。そのため、本日時点の12月0.25%利下げ確率は43.6%(一週間前62.4%)に低下しております。つまり、9月でも米雇用者数が減少傾向にある場合は、利下げの確率が高まり、金融商品が反発する可能性があります。

 高市首相の台湾をめぐる発言が、物議を醸しだしていますが、私はやはり12月利下げ後退が金融商品全般上値の重くなっている要因と考えます。

【大阪金】

 大阪金は、一時800円以上も下落しました。前々からお伝えしているように、ボラティリティが高くなっているため、必ずリスクの線引きをする必要があります。そうでない限り、枚数は抑える必要があります。強く感じるところは売り場であったり、弱く感じるところが買い場になったりしているため、計画的に行動しない限り、リスクは大きくなります。

 こちらのチャートは、金スポット日足になります。以前から伝えしているように、私自身25日線は重要な指標と考えます。相場が上昇している時は、必ず25日線が上向きで推移しております。

 今回は、10月17日に大陰線を演じたため、その後の25日線はほとんど勢いがなくなったように思います。これが、通常の金相場に思えます。つまり、10月が異常だったということです。10月の相場を意識しすぎると、大失敗に繋がりますので、常に資金配分を考えながら、枚数のコントロールをしていきましょう。

【大阪白金】

 大阪白金も上値の重い展開になりました。金同様、強く見えるところが売り場となり、弱く見えるところが買い場になっております。つまり、レンジ相場のように思います。先月から伝えていますが、10月20日の大陰線は上昇相場のブレーキ役になったと考えております。金は別ですが、おそらく白金は高値更新することが困難と予想します。

その理由としては、以前から指摘している通りです。本日は割愛いたします。常に、頭の片隅に入れておくのが良いでしょう。

 こちらのチャートは、プラチナスポット日足になります。10月17日以降から25日線の勢いがなくなってきたように思います。まだ横向きであるため、売り叩かれにくいと思いますが、①ドル円が154円後半で推移(日米ともに円安は望まない)②プラチナスポットが1500ドル台で推移(中国実需はほとんど買っていない)などから、強気は避けたいと思います。よって、レンジ相場か、若しくは再び〇〇〇〇円まで下落する相場を予想しています。(今のプラチナ相場を支えているのは、インフレのみだと考えます)

【日経225】

 日経225は、50000円を維持しました。テクニカルをご覧いただいている方は分かる通り、50000円にはかなりの支持線があります。つまり、50000円を割り込むか、維持するかで、相場が変化するように思います。

ただし、万人が万人、下落して欲しい、修正安があるのではと、相場を構えている以上、まだそのような相場は無いと考え。つまり、必ずリスクへの線引きをしながら逆張りで臨むのが良いでしょう。

リスクへの線引きをする理由は、①価格が高い②ボラティリティが高いからです。

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