まだ方向性が見えず、ボラティリティは徐々に低下するか!?17:57

 本日22時30分に、9月米雇用統計の発表があります。しかし、先日も伝えたように10月米雇用統計は見送られ(永久に発表無し)、11月米雇用統計はFOMC前に発表する予定でしたが、それもFOMC後の12月16日に発表されるとのことで、データ不足から12月利下げは見送られるとの観測が強まっております。ちなみに、12月FOMCは9日~10日です。

 現時点での12月0.25%利下げ確率は、29.6%(前日50.1%)に低下したこともあり、ドル円は157円台まで上昇しております。

米国株価3指数は、12月利下げ観測が低下したことで、上値の重い展開になっております。

米政府機関閉鎖が解除されたことで、米CFTC建玉明細が徐々に公表されるようになりました。

【大阪金】

 大阪金は、堅調に推移しました。ただし、繰り返しになりますが、10月相場を継続させて考えてはいけません。たしかに、10月に大きな上昇があったため、その名残でボラティリティは高まっていると思われますが、内外で証拠金が増額していることから、いずれボラティリティは低下してくると考えます。

その時に、10月相場が身についてしまうと、上手くトレードしにくくなります。9月以前の相場を思い出し、自分でレンジ幅を予想しながらトレードするのが良いでしょう。私自身は、20000円~21000円レンジ、若しくは19500円~21500円レンジを意識しています。

ただし、以前から伝えているように、17000円台があっても良いようなポジションを取っておきましょう。

【大阪白金】

 大阪白金は、堅調な動きを見せました。国内は、円安分が大きかったように思います。

 昨日は、WPIC(ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル)プラチナ四半期レポートが公表されました。

こちらをご覧ください。

 今回から2026年予想も出しておりました。前回9月10日と何が異なるかお伝えします。2025年予想ですが、供給面は219トンから222トンに増加すると修正しました。南アフリカの生産高が3トン上方修正されております。需要面では、245トンから243トンに減少すると修正。宝飾品需要が2トン下方修正されています。そのため、前回の26トン供給不足から22トン供給不足に若干緩和され、地上在庫は93トンから99トンに上方修正されております。

 2025年予想は、既に第3四半期を織り込んでいる数字であり、今年3月5日のレポートでは2025年予想は26トン供給不足、地上在庫は79トンに減少するとの予想でした。

 2026年プラチナ需給予想は、1トンの供給過多であり、地上在庫は100トンとなっております。来年以降は、当然変化してくると思われますが、現段階ではそれほど需給ひっ迫するようには思いません。

①中国の需要減少②需給ひっ迫懸念後退③利下げ期待後退などにより、反発は一過性のものと考えます。

【日経225】

 日経225は、激しい動きを見せました。正直、11月18日の大陰線を本日否定するとは思いませんでした。否定したため、会員サイトでの売り玉は損決済となりました。

 49000円台を安く感じる必要はありませんが、今は相場が中立であるように思います。つまり、トレンドを形成するのではなく、逆張り・レンジ相場なのかもしれません。そう考えると、漠然としていますが、50000円を基準とし、48000円~52000円レンジで推移する可能性が高いように思います。その中で、ストップロスを設定してみるのが良いでしょう。

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