東京白金は、下固めの相場。ただし、東京市場で3341円を上抜けないと、反発の勢いはないと考えます。正直、私自身は新補限月が発会したことから、買い場探しで行こうと思います。
上記のチャートは、東京白金30分足になります。そのチャートに出来高を組み合わせたものです。と言いますのも、ここ最近NY市場でファンドが新規売りを増やしているからです。今年に入りまして、ネットロングが約24000枚(買い43000枚、売り18000枚)、それが2月7日時点で約40000枚(買い約45700枚、売り約5600枚)まで拡大し、それがピークとなって徐々に縮小するにつれ、NY白金価格が下落することとなりました。ここ最近で縮小したのは5月9日の約10200枚(買い約46800枚、売り36500枚)になります。その後、売り玉の買戻しが入り再びネットロングが拡大しましたが、6月20日時点では約12800枚(買い約44800枚、売り32000枚)までネットロングが縮小しました。これは、ご覧いただいてお分かりになるように、買い玉はほとんど変化がなく、売りが増えている現れです。ここまで下げて買い玉の減少が見られないという事は、この買い玉はくしの入った買いであり、NY白金が下落するのはファンドの売りによるものという事になります。リーマンショックでさえ、ファンドのネットロングは約7000枚でした。
さて、前置きはこのくらいにして、6月21日以降もファンドの売りが増加していると思われます。恐らく、上記のチャートの6月26日、赤枠で囲んでいる大陰線が出来高増加しております。短期筋の売りかもしれませんが、ここ10日間で935~915ドルの価格帯で推移していることから、935ドルを上抜けるかが今後のポイントになります。
私自身、いずれファンド売りポジションの買戻しも出てくると予想しているため、短期的にでも東京白金の6月限〇〇〇〇円どころで買い拾いたいと思います。
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