しかし、これだけボラティリティが小さいのは久しぶりです。この動きならば、買いでも売りでもどちらでも良いのではと思いがちですが、私自身2月中旬以降の4450円以上から売り方針としております。ただ、4550円~4450円のレンジと予想した人は、今の相場を売りでも買いでも取っているのでしょうね。
さて、日米欧の長期金利が上昇し、ユーロが堅調に推移しておりますが、ドルは今だ低水準のまま。そのため、NY金も1220ドルを割ることしかできずにおります。ドルが堅調に推移するようならば、一気に〇〇〇〇ドル割れを演じると予想しております。
上記のチャートは、東京金週足に単純移動平均線を重ね合わせたものになります。昨年12月末にゴールデンクロス(買いサイン)し、今年6月末にデットクロス(売りサイン)となっております。ちょうど半年間の流れになっております。振り返りますと、チャート上で2014年11月から2015年1月まで一気に東京金は上昇しました。米国の金融緩和が2014年10月に終了し、それまでドルインデックスが売られておりましたが、その後一気に吹き返し、為替は円安に傾き、一方NY金は2014年10月までに金融緩和が終了するという事からそれまでドルインデックスと同じように売られていましたが、その後同じように上昇し、東京金は4958円まで上昇しました。その時のドルインデックスは、80ポイント前後(今現在95ポイント前後)。相場が一番強いのは、円安・NY金高です。つまり、ドル高でもNY金が買われる環境が、相場を強気にさせます。ただし、今はそこまでの力がないと考えます。日米欧の長期金利が上昇していることから、長期金利上昇し、そのため通貨高となっております。今までは、通貨安であるがゆえにNY金は買われておりましたが、今はそのような状況ではありません。
よって、東京金4700円まで常用するとの声もありますが、私は一貫して〇〇〇〇円を下回ると予想しております。
※会員募集中です。2週間無料となっているため、お気軽にお申し込みください。