6月からNY金の流れ変わる。

 東京金は、一進一退の動きとなっております。昨日は、一部のお客様が多少売り玉を利食いましたが、本日は再度売り直しをしました。考え方は変わりはありません。

 NY金は1200ドル割れを試しに動いていると思います。米国金ETF保有残高が減少傾向にある中、昨年12月末からスタートした3段上げに終止符を打ったと考えております。振り返りますと、トランプ大統領の政権不安、北朝鮮のミサイル発射による地政学リスク、フランス大統領選、イギリス総選挙などなど上半期の材料盛りだくさんといったところでしょう。しかし、ここにきて流れが変わり始めております。3月、6月に米国は0.25%の利上げを行い、9月にはバランスシートを縮小する流れとなってきております。FRBとしましても、利回りが低水準の中でバランスシートを縮小した方が、損失を被ることがないため、今の時期に決断したいところでしょう。しかも、今のうちにバランスシートを縮小しておけば、仮に2008年のリーマンショックのようなことが起きた場合でも対処できることから、年内にバランスシート縮小は行うことでしょう。

 そうしますと、長期国債利回りの上昇にもつながり、ドル高の動きが予想されるため、どうしてもNY金は買われにくい。今は想像・予想の範囲内ではありますが、確実に614日のFOMCで市場の話題は、欧米の金融引き締めに動いている以上、仮に北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したとしましても、そのことをネタに買うファンドは存在していないと、私は理解しております。

 よって、NY金1200ドルをあっさり下回ると、週足で2番天井、若しくは三尊天井となることから、売り叩きに行こうと思います。売り狙いは、〇〇〇〇円と考えております。

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