東京白金が、上げ一服となっております。私は、今年4月ごろから東京白金の買いで推奨してきました。東京市場における一般投資家の買い残が増加していたとしましても、NY市場におけるファンドの買いポジションが既に減少、しかも売りポジションが増加していることから、一方向には動きにくいと考え、3400円台でも買っておりましたが、3300円台でもお客様に買っていただきました。
6月中旬から7月末日までの狭いレンジの中で、私はしきりに買い方針を強調してきました。それが、今月に入り芽を出たように思えます。ただし、私の考え方では、芽が出ただけでまだ花は咲いていないようです。1か月の揉み合いを経て、上放れした相場が3400円半ばで終息するとは思えません。むしろ、ここからが相場の醍醐味と信じております。ただし、この中段揉み合いは、市場心理がかなり影響してくるため、駆け引きを使はなければいけません。当然、3300円の値段になれている市場であるため、3400円半ばから売り叩かれますと、当然再び3300円まで下がる意識にもなってきます。しかし、考えてみましょう。今回の相場の出発点が3311円として、3459円まで上昇し、その後3400円まで下げたとしても、148円上げた分の59円押しであり、黄金比率で言うと0.382押しが入ったに過ぎないと考えております。つまり、この下げは「押し」と考えるのが良いと思います。
とは言いましても、59円押したことは事実です。私のイメージで仮に3500円以上を突破するためには、もうしばらく3400円台でもみ合う必要があります。ただし、長い揉みあいは要注意です。今週、来週までの揉み合いが必要です。その揉み合い後に再び3459円を上抜けるようならば、その時は買いポジションを増やしても良いでしょう。(短期的には、突っ込み買いの反発利食い)
これらが私のイメージですが、今度は内外の内部要因とファンダメンタルについて軽くお話ししたいと思います。NY市場におけるファンドの動向ですが、予想通り売りポジションを解消し、新規買いをしてきております。しかし、過熱感は全くありません。一方、東京市場では、一般投資家の買いポジションが減少し、ここ数日間の動向を見ますと、やや買いにくくなっているように思えます。それに加え、私が、多少の揉み合いを予想していますのも、ロンドン白金ETF保有残高が、先週から減少していることから、白金市場から資金が流出し、そのことを懸念しております。再び資金が戻ってくるようならば、次はNY市場で〇〇〇〇ドル突破も意識されると考えております。
よって、買い方針に変わりはありませんが、ここは駆け引きを使いながら、対処するのが良いでしょう。
※会員募集中です。2週間無料になっていますので、お気軽にお申し込みください。