本日は、東京商品取引所でシステム障害のため、今現在(18時30分)でも復旧しておりません。
本日は、東京金を軽くお話ししたいと思います。恐らく、今週24日のジャクソンホールまで相場は一進一退の動きと予想します。が、しかし、今後どのように動くかをNY金の出来高、取組を見ながら考えていこうと思います。
上記のチャートは、NY金の日足になります。私は、前々からファンドの動向に注意するべきとして、ファンドのポジション取りに注目しておりました。週末に公表されますCFTCの建玉明細は、その週の火曜日までの一週間のファンドの動向であるため、その後の水・木・金曜日は取組面からイメージいたします。
ということで、先週末に公表されましたファンドのポジションを見ますと、売りは89,996枚(前週比7544枚減)買いは277730枚(同31353枚増)となっております。これだけを見ましても、売りポジションを撤退して、買いポジションを膨らましてきているのが良く分かります。さて、ここからです。先ほどもお伝えしましたように、このポジションは先週15日火曜日のものになります。その日から時間が当然経過しておりますが、ファンドはどのようなポジションをとってきているかをイメージしたいと思います。
上記のチャートで、下段が取組と出来高を表したものになります。それを見ますと、15日の取組477,921枚から18日の取組は506,655枚と、この3日間で28,734枚増加したことになります。その3日間で相場はどうなったかと言いますと、18日にNY金は1303.5ドルまで瞬間上昇したことが分かります。その日の出来高は、約40万枚まで増加したことを踏まえますと、売り方ファンドのポジションが減少し、ファンドの新規買いが入ったと考えられます。取組が増加していることを考慮しますと、買いポジションは30万枚を超えている可能性があります。ネットロングは、4万枚近く増加しているように思えます。
それならば、この後はどうなることでしょう。〇で印を付けているところを注目していただきたいと思います。黄色での〇は、ファンドの買いが増加し取組が増えているのを表しており、その後は相場が急落しているのが理解できると思います。薄い青色は、ファンドの売りが増加し取組が増えているのを表しており、その後相場が上昇していることが、それぞれ理解できると思います。
それでは、今回はどうでしょう?今回は黄色の〇と同じパターンになります。ただし、ファンドはきっかけがないと、買いポジションの解消(転売)には動きません。そう考えますと、今週24日からのジャクソンホールでのイエレンFRB議長講演、若しくは29日のNY金納会がポイントになるのかもしれません。それまでは、少なくとも粘り強く見ていきたいと維思います。
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