東京金は、売り方針継続とします。北朝鮮ミサイル発射問題は、先週末に緊迫化しました。しかし、NY金自体は20日のFOMCで12月利上げの材料が北朝鮮リスクを上回り、1300ドルを維持できなくなっております。上記のチャートは、NY金日足に取組を組み合わせたものになります。先週末に発表されますCFTC建玉明細は、先週火曜日までの1週間のファンドのポジションであり、それ以降も気にしなければいけません。そのため、それ以降、つまり、先週水曜日以降の取組高や出来高を見ながら、相場を組み立てる必要があります。
再び、NY金日足の取組を見て頂きますと、先週木曜日で前日比1万3000枚ほど減少しておりました。先週の木曜日時点で、買い方ファンドの手仕舞い売りが出た模様です。ただし、もうこれ以上、買い方ファンドの手仕舞いは出ないのでしょうか。1280ドルを下回りますと、あと4万枚買いポジションが引かされてくると、考えています。しかも、お客様にもお伝えしましたが、北朝鮮問題が平行線だとしましても、1250ドルまで下げても不思議ではありません。しかも、12月の利上げが完全に織り込まれたようには思えないため、まだまだ買い方ファンドの手仕舞い売りが出てくると予想します。
一つの例ですが、東京白金が売られていますのは、NY白金の取組の変化にあります。ほぼ、NY白金のファンドの買いポジションは、私の予想通りに縮小したと考えております。しかし、ここまで相場が売られますと、NY白金が上昇したからといって、ファンドは新規買いをしてきません。このようにNY金も取組が減少しますと、予想以上に値下がりすると考えます。いずれにしましても、当面は〇〇〇〇円を下回るか注目していきます。仮にその価格を下回れば、売りで攻めていきたいと思います。
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