東京金は、売り方針に変わりはありません。本日、日経平均は堅調に推移したものの、香港ハンセン指数が引け間際に急落、英国小売売上高が事前予想を下回り、欧州株はマイナスサイドからスタートしたため、ドル安、ユーロ安、円高となり、夜間取引時間で東京金は高値から上値を押さえられた格好となっております。
上値が抑えられるに越したことはありませんが、やはり私の考え方では、NY金が下げない限りは、大きな急落もイメージできません。どうしても、NY金におけるファンドのポジションが気になります。今月末から来月にかけまして、ファンドの45日ルールにより、買いポジションの解消が出やすくなると予想しておりますし、FRB次期議長がイエレン氏以外であるのならば、来年の利上げが積極的となり、米長期金利上昇によって、NY金は売られやすくなると考えております。そのことによって、ファンド買いポジションの解消を促すと予想。しかし、下値では北朝鮮やスペインの地政学リスクがくすぶっているため、これらの要因が材料として扱われなくなる必要があります。
上記のチャートは、東京金日足にバンド移動平均線を重ね合わせたものになります。中心線が4640円であり、この水準を下回るのが、本日の条件になります。仮に明日、週末にその価格を維持するようならば、数日間はボックスの動きが予想されます。
以前もコメントしたと思いますが、明日週末の動きが注目されるところでしょう。
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