東京白金は、少し前からNY市場で買い方ファンドの手仕舞い売りが出ているため、一旦売られる可能性があるとし、強気はせずに買い玉は仕切り直した方が良いとしました。が、しかし、本日東京白金を買い拾いました。
この狙いは、正直短期的なものであり、大きく狙うつもりのない買いです。お客様にもそのように伝えております。金売りのヘッジといったニュアンスでお話ししております。
それならば、なぜ買いなのかですが。私は、正直国内の取組は、ほとんど気にしません。NY市場の取組を8割以上重視し、それに対しての国内バランスを見ております。相場は、買い玉が溜り、そこにネガティブサプライズが出た場合、大きく下落します。それは当然です。ファンドは買い玉を整理しようとし、それが終了した場合、新規売りを仕掛けてくる傾向があります。つまり、1の買いに対して、2の売りが出てくるという事になります。
上記のチャートは、NY白金の日足と取組を組み合わせたものになります。それを見て頂きますと、①では価格が下げている道中で、取組が減少していることが理解できます。これが買い方ファンドの手仕舞い売りによるものです。②では、ここ最近の下落ですが、相場が下がっているにも拘らず、取組は横ばい・まちまちとなっております。恐らく、買い方ファンドの決済と新規売りが入ったのでしょう。12月5日には買い方ファンドの手仕舞いがほぼ一巡し、12月6日には取組が一気に3000枚ほど増加しました。これは900ドル前半からの新規売りと考えられます。
新規の場合は、ある程度量が決まってきます。そのため、無限大に売りポジションを増やすことはできません。ましてや、高値を買う、安値を売るのはファンドの宿命であるため、安値で売りポジションを増やしてくるのは、こちらにとっては良い指標と考えます。ただし、短期的な戻りを狙った買いとしましたのは、12月といった月でもあるため、ファンドが売りポジションを解消し、新規買いに転じるとは思えないため、そのように考えました。
よって、〇〇〇〇円以上では利食い方針とします。
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