東京金はここ数日間堅調に推移しております。米税制改革法案、上院は可決され、下院は再び採決されることになりました。両院で同法案が可決された場合、現地時間20日午後1時にトランプ大統領が記者会見を行うようです。ただし、その期待感はドル、NYダウ共にあったと考えられるため、仮に両院で可決されたとしましても、材料出尽くし感はあると思いますが、それにしましてもドル安、円安、ユーロ高が腑に落ちないところがあります。この動きは、国内商品を強くさせる要因であるため、とりあえずは21日の日銀政策決定会合までは、円安の動きは続き、その後の円の動向が気になるところです。
NY金に関しましては、私自身強気はできません。NY金においてのファンド買いポジションは減少し、売りポジションが膨らんだため、1260ドル台まで値を切り上げましたが、更に買われる要素はないと考えます。仮に1250ドル以下ならば、北朝鮮リスクにより、反発も考えられましたが、今の水準であれば同材料はスルーされると考えております。
しかしながら、短期指数がやや強気に転換しております。これが売りに転換する、若しくは転換しそうな場面がない限り、少し弱気は抑えていこうと思います。
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