東京金は、明日の動きとドルの動き!?

キャプチャ⇦東京金日足チャート

以前から、東京金について4585円~4700円までの揉み合いが3か月続き、12月6日に一気に下抜けたため、簡単には上がらないと考えておりましたが、昨日から本日にかけて一気にその水準に入ってきました。

昨日のコメントでは、ユーロ高に対し、ドル安・円安であったことから、短期的に買われる可能性はあると考えておりましたが、ここまで反発するかといった気持でした。

昨日は、30年ぶりの大型減税が両院で可決されたことから、米国経済の成長を見込んで米長期国債利回りが上昇した一方で、昨日の米経済指標が予想よりも悪化したことからドル安になり、そのためNY金は買い進まれることとなりました。本来ならば、NY金は米長期金利上昇により売られやすくなりますが、ドル高の影響から堅調に推移したことになります。

 東京市場を見ますと、ユーロが堅調であることや、黒田日銀総裁の「リバースレート」発言(本日15時30分同氏の内容は、量的質的金融緩和に対して変更の必要はないとしました。=円安要因)などで円安が進み、NY金堅調、円安となったことで、私が全く予想できなかった4600円台乗せを演じたと考えております。

 さて、ここからどのように考えるべきでしょう。一部の方々には、既にお話ししておりますが、上がるはずのないところまで上昇したという事は、再び相場は振出しとなり、4600円前半では売り買いが殺到すると考えております。つまり、買い方の息を吹き返したという事になります。そのため、売り売りといった話はできませんが、私の持論ではNY金が1270ドルから買い上げる材料が果たしてあるのでしょうか?、ドル円が115円まで円安があるのでしょうか?可能性からしますと、ドル円の上昇になりますが、米長期金利とドル指数の足並みが揃いましたら、NY金が売られやすくなり、東京金も今のようには買われないと考えております。

明日の状況を確認しながら、再び作戦を考えていきます。

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