金は、北朝鮮からユーロが材料!?

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 ユーロが上昇しております。ドイツが18年の国債発行計画で、超長期債の発行額が増える見通しとなり、需給が緩むとの見方から、ドイツ国債の利回りが上昇し、そのためユーロ高につながったようです。ユーロ高であるため、ドル安となり、NY金に継続的な買いが入っていると考えてます。

 一方、東京金は、米長期国債上昇に伴い、内外長期国債の金利差が拡大したことから、円安・ドル高となりました。そのため、東京市場は、4600円台を維持することになりました。上記のグラフは、CFTCのユーロ建ち玉明細になります。0を拠点として、上に位置していますのはネットロング(買い越し)、下に位置していますのがネットシュート(売り越し)です。先週火曜日までにネットロングが増えております。恐らく、今週の火曜日までもネットロングは増加していると考えております。どこまで買いを増やすのか、私にはわかりませんが、当然、ユーロ高に対する懸念も出始めてくると考えます。

 東京金は、もうしばらくは一進一退の動きと考えます。正直、売り方針を変えるつもりはありません。それは、長期的な目線から見ましても、上昇し続ける相場ではないと考えております。今は、第3の通貨といった認識を市場はしていると思いますが、米長期金利の上昇や米税制改革法案可決、来年3回の利上げ予想、金リースレート低下、米国ETF保有残高減少、トルコで金鉱山を採掘などなどは、金の上昇を抑える要因、若しくは下げる要因となることでしょう。以前までは、北朝鮮が金のキー(鍵)となっておりましたが、今後はユーロがキーポイントになりそうです。来年〇月までは、売りで考えていきます。

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