東京白金は、本日さらに高値を更新しました。上昇の背景には、南ア通貨ランド堅調、ユーロ高、南ア鉱山閉鎖&リストラの影響と言われておりますが、最大の理由は中国での需要が増加するのではとの見方が浮上しているようです。同じ自動車の触媒に使用されるパラジウムが、白金価格を上回ったことから、割安との見方が出ているようです。ただし、需要が増加するとの見方であっるのならば、NY白金1000ドル大台は、やや重くなりそうです。2007年から2008年までの上昇は、南アの電力不足により供給不安が、相場を押し上げ、東京市場では7000円台まで買われました。つまり、全ての商品に言えることですが、需要の増加では余程でない限り、上値は限られてきます。よって、NY白金1000ドル乗せでは、買いポジションを利食い、再度売られたところを買うのが良いでしょう。
東京金も4740円台まで反発しました。1月9日に4793まで上昇し、3日後には4695円まで売られ、昨年12月13日の安値から282円上昇した約30%の押しを演じたことになります。私の見方では、NY市場で再びファンドの買いが継続しており、NYダウが堅調に推移していることから、再度NY金は〇〇〇〇ドルを試しに買われると予想。そうしますと、東京市場は前回高値の4793円を上抜ける可能性があると思います。その方が、絵になると考えております。人間の心理ですが、やはり本日のような東京白金の高値更新では、売り方は嫌になります。東京金も同じです。高値を更新すると、売り方はまだ上がると思い、買い方は買い増しをすることでしょう。(白金の場合は、買って何度も騙されているため、高値更新しても強気にはならないと思いますが)
その高値更新では、売りにくいのが本音です。私も売りにくいと思います。売る場合、一番高いところで売りたくなるため、慎重になりやすいのが常です。ただし、仮に高値を更新し、〇〇〇〇円近辺まで買われた場合のみ、売りで攻めていきます。若しくは、その価格まで買われずに、〇〇〇〇円を下回るようならば、頭を切り替えていこうと思います。今は買いの流れ継続と考えております。