上記のチャートは、東京金日足にDMIを組み合わせたものになります。DMIの定義は以下の通りになります。この事を用いりながら、果たして「まだまだ」なのか「もう」なのかを考えていきたいと思います。
DMIは、終値の比較ではなく、当日の高値安値が前日の高値安値に比べてどちらが大きいかということを基準に相場の強弱を判断します。上昇トレンドの場合は、前日の高値を当日の高値が更新することが多いことや、下降トレンドの場合は、前日の安値を当日の安値が更新することが多いことなどによりトレンドが変化することを利用したものになります。
相場の上昇と下降をそれぞれ指数化し、トレンドの強弱を計算し、これをグラフ化したものです。プラスの方向性指数(上昇力を表す)+DI(赤い線)とマイナスの方向性指数(下降力を表す)-DI(水色の線)を用いて判断します。
+DI>-DIの時は、プラス方向への動きが大きいこと(上昇トレンドである状態)を示します。
-DI>+DIの時は、マイナス方向への動きが大きいこと(下降トレンドである状態)を示します。
さて、東京金ですが、今の状態は赤字の通り、下降トレンドの状態であることは事実です。+DIが-DIより下に位置しております。ただし、上記のチャートを見ますと、+DIと-DIの差が拡大した時に天底、相場が反転しやすくなります。正直、私の気持ちは売り狙いですが、ここにきて同指標の差が拡大してきております。一旦相場が落ちすく可能性が出てきたことになります。とは言いましても、昨年12月中旬からの上昇が、今回も予想できるかと言いましたら、今の金融商品を取り巻く環境が、昨年12月中旬以降とは全く異なりますので、その可能性は低いと考えております。
よって、今の4500円を台を弱気せずに、幾分売り玉を利食いし、再び〇〇〇〇円近辺へ戻るようならば、売りを考えていきたいと思います。
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