東京金ですが、16日のコメントでは、ここ最近の東京金の動きに対し、円安で買われ、円高で売られる傾向があるとし、ドル円が108円前後まで反発する可能性があり、東京金の戻りも意識される中、やはりドル高がNY金の上値を重くさせるため、為替次第ではありますが、売り有利の展開をお伝えしました。
やはり、ドル円は107円後半まで反発してきました。ただし、今回のドル円の反発は、ドル安によるの修正高であり、円安だけといった動きではなかったようです。ユーロ円は確かに上昇しました。これは円安の影響でしょう。一方、ユーロドルが下落基調となっており、ドル・ユーロ・円で考えましても、ここ数日間はドルが堅調に推移しております。なぜ、ここまでドルが売られたのでしょう。一言で、トランプ政権に対する不信感の表れのように思えます。大規模な税制改革に対する米国財政難、インフラ投資による懸念などが、ドル安を招いたように思えます。ただし、ここ数日間の戻りは、私にも理解できる動きです。当然日米の長期金利差拡大、米国利上げ年3回に対する警戒感で、ドルが修正高を演じているのでしょう。
本日(日本時間22日午前4時)は、FOMC議事録が公表され、明日21時30分には ECB理事会議事録が公表されることから、ユーロドルが180度展開する可能性があります。為替が注目されるところ。
さて、東京金は、大きな級らもなく、本日取引終了しました。上記のチャートは、14日にも掲載しましたDMI(テクニカル指標)を組み合わせたものになります。+DIと-DIがクロスしますと、一方向に動きやすくなりますが、仮に-DI(上)と+DIが拡大しますと、買い場を意識するのも良いでしょう。因みに、反対に拡大した場合は、売り場になります。再び上記のチャートを見ますと、徐々に拡大してきているるのが、ご理解できると思います。もう少し売り込む必要があると思いますが、このテクニカル指標が拡大したところでは弱気せずに、売り玉を決済する場面と考えております。
※会員募集中です。2週間無料になりますので、お気軽にお申し込みください。