本日、パウエル新FRB議長の議会証言が、日本時間28日午前0時に予定されております。その前に、メディア向けに原稿を公開します(27日午後10時30分)
2014年2月3日に就任しましたイエレン前FRB議長が、初の両院の議会証言を行いましたのが、2月11日・13日でした。今後の見通しがFRBの想定通りとなり、改善を見込めるほど成長に十分な弾みがついていることを示す労働市場の回復継続が確認され、現在FRBの目標を下回っているインフレ率が時間とともに目標に向かって上昇する兆候が示されれば、慎重なペースで資産買い入れの縮小を継続する公算が大きい。 金融政策の戦略については、FOMCの金融政策姿勢に強い継続性を想定している。現在の政策戦略を定めた時、私自身はFOMCのメンバーだった。その戦略を強く支持する。(その当時の原稿抜粋)
その時の日経平均は、その週は売られた一方で、金はNY市場上昇により、買われることとなりました。ただし、今回はその当時の価格水準と異なることや、NYダウ急落・ドル安による市場のメンタルが弱っていることから、果たして以前のように好感されるかは疑問。ただし、本日22時30分にはメディア向けに原稿が公表されるため、ドル円やNY金が変動するのは、その時間帯前後になることでしょう。パウエル新FRB議長は、イエレン前FRB議長とFRB理事として金融政策に携わってきた方が、180度異なる発言をするとは思えません。NY市場がオープンしてから、思惑が広がり、上下のブレはあっても、元の値位置に戻る可能性があると予想します。そのため、大きく振れた逆張りをするのが良いと考えます。
ところで、今後の東京金の動向ですが、今まで戻り売りの方針で臨みましたが、ここにきて下値深くないと考えているため、突っ込んだところでは徐々に買いを考えていこうと思います。ただし、来月のFOMC前にNY市場におけるファンドが売り叩いてくる可能性もあるため、それを意識しながら買い拾うのが良いでしょう。正直、今の値段では買いたくはありません。
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