前回3月5日にコメントしましたが、東京白金は売り方針ですが、3200円台では売りたくない。今一度戻りを待って売りとお伝えしました。その後の東京白金の動きを見ますと、3月6日に3256円の安値を付け、昨日は3329円まで反発。もう少し戻りを入れるかと思った途端に、再び3250円前後まで売られることとなりました。
東京金とは異なり、東京白金は未だ下値模索の展開が予想されます。ただし、4200円台は新規で売り気にはなりません。
上記のチャートは、東京白金の日足チャートに平滑移動平均線を重ね、DMIを組み合わせたものになります。テクニカルポイントがいくつかあります。下値模索を示すポイントとしまして、まず初めに平滑移動平均線が下向きになっている点です。短期線も中期線も下向きとなっており、短期戦を上値の抵抗にして水準を下げております。続いて、下段の※DMIテクニカル指標を見て頂きたいのですが、掲載しておりますチャートの真ん中辺りを見て頂きますと、+DIと-DIの差が拡大しており、その上ADXを-DIが上から下にデットクロスしているのがお分かりになると思います。このクロスは、買いを指示しているクロスになります。今月に入ってのチャート、及びDMIを見て頂きたいのですが、+DIと-DIの差が拡大しておりますが、ADXとは交わることができておりません。
つまり、売られすぎの領域になっておりますが、上がる相場ではないという事になります。そう考えますと、今は3300円が上値の壁になりそうです。今一度、戻りを待っての売りを考えるのが良いと思います。
※一般的なDMIテクニカル指標の見方
+DI>-DIの時は、プラス方向への動きが大きいこと(上昇トレンドである状態)を示します。
-DI>+DIの時は、マイナス方向への動きが大きいこと(下降トレンドである状態)を示します。
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