東京金・白金共に一方向の動きは考えにくい。

 東京金は、目先的にやや強気方針。しかしながら、NY金に関しましては、買う材料に乏しい。今月20日・21日にはFOMCを控えております。先週末に発表されました2月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回り、利上げの可能性が高まり、北朝鮮の弾道ミサイルに関しても5月までは材料視されにくいことから、上値限定的と考えます。

 ただし、その一方で、それだけの材料がありながら1300ドルを維持していることは、評価するべきでしょう。私自身4500円台をガンガンの強気をするつもりはありませんが、今は買いの目線で考えていきたいと思います。ただし、〇〇〇〇円を下回った場面では、売りを考えていきます。

東京白金も3200円台は弱気したくないとお伝えしたように、再び3300円台まで浮上しました。英ジョンソンマッセイ社が、950~1050ドルとNY白金価格を予想しているため、950ドル近辺では弱気したくないところです。とは言いましても、金同様、今月のFOMCでの利上げが重しとなり、積極的に買うファンドもいないことから、今月いっぱいは上値限定的と考えております。

 つまり、貴金属の方向性はなく、積極的にトレードするのではなく、短期的なトレードの方が有効と考えます。

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