東京金は、円高が落ち着いた分、下がりにくい。

 東京金の3500円台は弱気したくないところですが、引き続き大きな上昇もないと予想しているため、ガンガンの強気はせずに利食いできるところは利食いしていきましょう。

正直、ドル円は底打ちをしていると考えております。IMMが公表しております日本円のファンドのポジションを見ますと、1か月前(107円前後の水準)に比べ、ネットシュート(円売り越し=円安見通し)が約96000枚から、3700枚まで縮小しました。円高に幾度か触れたことにより、円売りポジションが解消されました。つまり、あく抜けしたように思います。そう考えますと、円高よりも円安を意識しておくのが良いでしょう。

 さて、東京金ですが、為替円安分で相場が持ち上がる可能性があります。しかも、米中の貿易戦争の懸念から、NY金1300ドルは維持、仮に貿易戦争が緩和に向かいましても、NY市場におけますファンドの買いポジションが減少したことから、リスクオンでファンドが買い増ししてくることも考えます。

 つまり、今までが円高で売られたことを考えますと、円高が止まることにより東京金も売られにくくなることでしょう。よって、NY金がマイナスサイドで、東京金が売られた場面では買い拾ってみるのも良いでしょう。

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