本日は、東京白金のコメントを致します。4200円以下からは弱気したくはないとコメントしましたが、ここまで下がると、心が折れそうになると思います。テクニカルや白金の取り巻く環境が良くないため、NY白金の心理的節目であった925ドルをも下回ってしまいました。この理由としましては、昨日発表しました中国政府が車を含めた106項目の関税引き上げを考えていることが、上値を抑える格好となったようです。しかも、その中国は明日まで休場であることから、実需の買いも手控えているようにも思います。その中で、内外のファンドは売り攻勢を強めているのが、このような相場を演じているようです。これだけを聞いても、買う気になりませんよね。むしろ、買っている方は諦めてしまいますよね。それも相場ですので、仕方がないことです。ただし、下記のチャートを見て、もう少し頑張ってみようか、若しくは安いところを買ってみようか、という気になりましたら、それも良いと思います。
上記のチャートは、以前にもたびたび掲載しております回帰トレンド分析になります。東京白金の日足が、σ=-2を下回りました。初めて回帰トレンド分析を聞かれた方に、簡単に説明しますと、統計学の指標でありまして、σ=-2を下回ると、中心線まで必ず戻るというもの。逆もそうです。本来ならば、売られすぎになります。先ほどもお伝えしましたが、中国市場が休場である事、車に関税を課す案を中国が表明したことが圧迫要因となっておりますが、来週以降市場が貿易戦争に対し警戒心が緩和されるようならば、再び〇〇〇〇円までの反発があることでしょう。
ただし、一方・・・・。
上記のチャートは、東京白金週足に回帰トレンド分析を重ね合わせたものになります。週足の場合は、まだ下げ余地が残っていることを示しております。σ=-2は〇〇〇〇円になり、その水準まで売られることを意識しておく必要があります。橙色で囲んでいます枠は、東京白金日足で示した機関になります。日足の期間6か月では、週足の回帰トレンド分析±2を超える行き過ぎな相場はありませんでした。
いずれにしましても、かなりファンドが売り叩いていますので、反発も大きいように思います。
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