東京金は、もう少し下値模索の展開が予想されます。しかし、安値を売り叩く相場ではないでしょう。と言いますのも、今回下げた理由としましては、ドル高が要因になっており、このドル高が更に続いたとしましても、円安分で東京金の下値は浅いと考えます。ただし、今週はFOMCと米雇用統計が控えているため、一進一退の動きが予想されます。今は、フットワーク良く、売買するのが良いでしょう。因みにNY金、1300ドル維持は評価したいところ。
東京白金の3100円台は弱気したくないところです。会員サイトでもお伝えしましたが、NY市場でファンドが売り叩いております。ファンドが売り叩いている理由として考えられるのは、ドル高である事、欧州でデーゼル車の販売が減少し、早い段階で電気自動車(EV)へシフトするのではとの予測が広がっていること、それとロシアへの制裁が延期となっていることが挙げられます。ただし、お客様とも話しましたが、白金が有り余っているわけでもなく、しかも、燃料電池にまったく白金が使われなくなるわけでもないため、ここまで弱気する必要性はないと考えます。ファンドが売り叩いているうちは、上値の重い展開は仕方ありませんが、ここからドル高一服となれば、東京白金は買われやすくなると考えます。よって、積極的にはまだ買いにくい局面ですが、買いのタイミングは常に狙っていきたいと思います。
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