東京白金は、買い方針です。昨日のコメントでも、14日のECB理事会までユーロは堅調に推移し、そのため大量に売り込んだNY白金におけるファンドのシュートカバーにより、NY白金の上昇が期待できることから、買いポジションを維持しながらも、若干買いのポジションを増やしております。
ユーロ高の要因は、次回のECB理事会(14日)に量的金融緩和の終了を議論するとの報道や、IMMが公表しておりますユーロのファンドポジションを見ますと、買いポジションは前週よりも若干増えたものの、売りポジションが増加傾向にあることです。つまり、買いポジションは維持しながら、戻ったところを新規売りしているという事は、今の相場から見ますと間違いであるという事になります。そのファンド売りの買戻しが出やすくなると考えているため、しばらくはユーロ高が意識されると考えております。
上記のチャートは、上段が東京白金日足、下段がNY白金日足になります。正直、東京市場では3月中旬以降から、今のレンジが継続していると考えております。NY白金の3月中旬以降の価格が、950ドル前後であったのは、その当時はドル安・円高であったからです。ここでのポイントは、NY白金が更に売られるのか、為替は円高に進むのかになります。それだけを意識しておくのが良いでしょう。
それでは、「NY白金が更に売られるのか!?」ですが、既に900ドル割れを何回か演じ、ファンド売りポジションが買いポジションと同枚数になってきていることから、昨年12月のような下落はないと考えてます。「為替は円高!?」という事になりますと、私は消去法で円高には行きにくいと思います。その理由としましては、後日お話しさせていただきます。
よって、揉み合いが長期化しているため、エネルギー蓄積していると考えて、買いポジションは維持しておきます。
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