本日もお疲れ様でした。東京白金を買っている方は、冷やりとする動きが連日続いております。
昨日のコメントでも、ヘッジ(保険)を使いながら、現状を維持とお伝えしましたが、戻りが鈍く売り逃した方も、少なくはなかったことでしょう。
今回の米中貿易摩擦が、価格帯を下抜け、ファンドに勢いを付けてしまったのは事実です。このようになりますと、理屈は通用しません。当然、ファンドはトレンドフォローで売ってきますし、東京市場では個人投資家の買いの手仕舞い売り、若しくは両建ての売りも出やすくなります。そのため、上昇するには時間がかかると考えるしかありません。
今回の状況が当てはまるかは分かりませんが、昨年10月からの動きと今回の動きが似ていると思います。10月~11月の揉み合いを演じたのち、12月に米国の利上げ予想から貴金属が全面安となり、東京白金はそれまでのレンジ下限を下回り、更に121円売られることとなりました。
今回の場合は、4月から6月中旬までの揉み合いを19日に下回り、レンジ下限から87円売られることとなりました。まだ下げ余地は残っているものの、むしろ、山高ければ、谷深しの格言の反対で、谷深ければ、山高氏ではありませんが、昨年の場合は、安値(3182円)から436円上昇することとなりました。
正直、その可能性はあると思います。その理由は、米トランプ大統領が、中国の報復措置に反抗、脅迫?した発言をしましたが、実際のところ関税引き上げは7月6日からであり、そこまでは交渉の余地があると考えております。米トランプ大統領も、北朝鮮との会談実現のように、駆け引きを使っているだけに過ぎないと考えております。しかも、NY市場におけるファンドも売り叩いていることも・・・。
ただし、市場が懸念を持ち続けている以上、買いは続かないと見ているため、引き続き保険としての売りを使いながら、いずれ買いで対応していきたいと思います。
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