昨日のコメントで、東京トウモロコシは売り方針とし、今朝方、米トランプ大統領が2000億ドルの追加関税のリストを公表したことにで、穀物を含む金融商品が再度売られることとなりました。東京トウモロコシが500円以上下げましたので、若干売り玉を利食いしました。
さて、本日は東京白金です。本日、再び追加関税のリストを米国側が公表してきたことにで、市場に悪夢が過ぎり、午前中は売り圧力が強まったようです。しかし、2000億ドルの追加関税は9月以降になるとのことで、正直悲観的になる必要はないと考えております。ただ、本日東京市場で、3000円をあっさり割り込むという事は、まだ値固めしていないという事になります。もう少し、下振れをしながら、底固めをしてくると考えております。
それならば、白金自体何がきっかけで上昇するのかですが?一つ考えられることは、ドルに対し南ア・ランドが上昇することで、NY白金の割安感が生じ、売り方ファンドの買戻しを誘うと予想します。
上記のチャートは、そのドル/南ア・ランドの日足(ロウソク足)に、NY白金の日足(折れ線グラフ)を重ね合わせたものになります。よく見て頂きますと、チャート上で上に位置しているのは、ドルに対し南ア・ランドが安いという事を表しております。そのため、タイムラグはありますが、NY白金も安くなっております。反面、下に位置している場合は、ドルに対し、南ア・ランドが高いという事を表します。ご覧いただきますと、NY白金が1月、2月に1000ドルを超えていることが理解できます。南ア・ランドが上昇したためです。
今はどちらかと言いますと、南ア・ランド安ですが、2回南ア・ランドが安値を付けております。言ってしまえば、ダブルボトムの形になっております。そうしますと、徐々に南ア・ランドは浮上すると考えております。
毎週末、CFTC[が公表します新興国通貨のファンドポジションを見ますと、今回下落したことにより、ほとんどの新興国通貨をファンドが売っておりました。このような動きになりますと、正直何回もサプライズにはなりにくいと考えております。そう言ったことからも、決して悲観的にならず、時期とタイミングだけを窺っていきたいと思っております。
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