日米貿易摩擦への警戒感も円買い・ドル買い要因につながっているようです。さらに、来週15日には米国債の利払い日を迎え、同国債を保有する機関投資家などからの円転需要が予想されますが、「それを見越して先回り的に円を買う動きも出ている」(大手邦銀)との指摘もあります。
一方、英国の合意なき欧州連合(EU)離脱懸念が高まる中でポンドを中心とした欧州通貨が下落しているほか、対米関係悪化が嫌気されトルコリラも大幅安となっており、「欧州通貨や新興国通貨に比べて相対的にドルの強さも目立ち、ドルの押し目買いも散見されている」(先の外為ブローカー)とのこと。
これらのことから、ドル高が進み、NY金・白金の上値を重くしているように思います。まずは、ドル高がいつまで継続されるか、米中、若しくは米他国との貿易摩擦が長期化するかが焦点になりそうです。
その中で、本日米農務省がトウモロコシの需給報告してきます。日付変わって午前1時になります。
生産高144億1700万Bu(前月見通し142億3000万Bu)、期末在庫16億3000万Bu(同15億5200万Bu)となっております。単純に、この数字で計算しますと、単収は177Bu/1エーカー当たり(同174Bu)が事前予想です。
正直、東京トウモロコシは売り方針で対応しております。供給過剰であり、本日まで行われます日米通商会議で、穀物の市場開放を日本が了承した場合、東京市場の供給量は潤沢になり、売り圧力が強まると考えております。いずれにしましても、売り方針継続です。
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