9月前半と後半の相場変化?

 次々と材料が出てきますね。昨日は、南ア・GDPが悪い内容だったことから、通貨ランドが急落し、NY市場は売り優勢となりました。その後は、ドル上昇が一服したことから、次第に買戻し主体で値を戻した結果となりました。NY金・NY白金両商品ともに、昨日は出来高が増加しました。

私は、ドル高一服と見ており、正直94.80ポイントの戻りは想定しておりましたが、95ポイント台は想定外でした。そのため、予想以上に白金は売られることとなりました。やはり、ドル対新興国通貨がポイントになっているようです。

9月入りし、NY市場にはサマーバケーション明けの投資家が持ってきたように思います。注意しなければいけない3月、6月、9月、12月であるため、相場の波乱は避けられそうにありません。昨日は、お客様に短期売りのコメントをメールで送信いたしました。正直、戻れば売られる相場は避けられそうにありません。しかしながら、日本の投資家を含め、世界の投資家が、今では通貨トルコリラ、南アランドを警戒し、東京金や東京白金も警戒し始めております。市場が警戒し始めている中で、どこまでも売り叩かれるかは疑問です。

 さすがに、米国とカナダの貿易協議、米国の中国輸入商品2000億ドル関税発動、トルコ中銀政策金利などのイベントが控えているため、9月はポジション整理が進みやすいと考えます。

 つまり、今月の前半に安値を付け、後半には買われやすい状況になると予想します。そのため、今後勝負ができるポジション取りを、今は考えております。

※会員募集中です。2週間無料になっているため、お気軽にお申し込みください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事