ブルームバーグによりますと、米国株における投資家の楽観が年初来最大の下落局面を示唆する水準に達したことから、シティグループは新たな相場下落が待ち構えている可能性があると警戒を促しました。一方、ゴールドマン・サックスの強気・弱気相場指数は、バリュエーション(株価評価)の高さや労働市場の引き締まりを追い風に、警戒水準に達したとコメントしております。
シティグループのトビアス・レブコビッチ氏らストラテジストは、2月と同様、5日発表の米雇用統計が売り手掛かりになる可能性があるとして、リスクを伴うエクスポージャーを減らすよう投資家に促しております。「賃金上昇ペース加速の可能性に加え、米金融政策や地政学事象、貿易制裁、海外経済の軟調なども相まって、5%下がるような下落局面が再び起こる可能性がある」と指摘しております。
昨日のNYダウの終値は、25974ドルでした。5%下落するのであれば、単純に1300ドルの下落を予想していることになります。つまり、リスクオフです。
NYダウ、ナスダック、S&P500指数が強気に推移し、米長期金利上昇、ドル高を背景に、投資資金がそれらに流入したと考えております。そのため、そのような修正安が本当に起こり得るのならば、正直、金にとっては追い風になると考えております。ただし、東京金は、リスクオフにより円高が予想されるため、〇〇〇〇円あたりを予想しております。
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