本来買い要因が、売り要因へ!?

7日に中国人民銀行が、預金準備率を引き下げたことにより、市場に不安感をもたらし、8日の中国株急落から欧州株(イタリア予算に対する混乱)で、上値の重かったN金は売られることとなりました。

今回、一気に急落したことで、上値が重くなったのは事実です。以前、1220ドルを上回ると、NY市場に大量に存在するファンド売りポジションの解消(買戻し)が出やすいとしましたが、今回1200ドルを下回ったことで、東京金相場は振出しに戻ったように思います。しかし、私は買い方針で臨みます。

今回、中国株・欧州株急落し、ドル高となったことから、NY金は売られましたが、そこまでドルが買われたわけでもなく、ましてや株安は金に対しての買い要因であることから、このまま売り叩かれるとは思いません。しかも、先週末に発表されました米雇用統計の非農業部門雇用者数は、事前予想を下回り13万4000人増と、明らかに貿易摩擦の影響が出始めていると考えているため、12月の米利上げ後退となるようならば、再びファンド売りポジションの買い戻しが入ると考えております。

ただし、本日に限っては、お客様、会員様にはお伝えしましたが、ここは下値を確認するところと判断しております。

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