昨日は、イタリア財政問題やイギリスEU離脱に対する懸念により、欧州株が軒並み急落。そのため、NY白金は高値から20ドル下げました。ユーロ安が要因とみております。
本日は、日経平均が600円以上下げたことから、日本時間でも更に売り叩かれる要因となりました。
上記のチャートは、東京白金の日足になります。正直、8月16日の安値2680円、9月5日の安値2740円で2番底を付けたと考えております。これは私の持論ですが、一番底よりも2番底の方が強力な底と考えております。なぜならば、一回目の底は買い方の投げ売りによるものですが、2回目の底は大半が新規売りによるものだからです。それならば、本当に2番底を付けたのかという疑問になりますが、皆様方もご存知のように、8月28日の高値2887円を9月19日に上抜いたことから、2番底が確定したと考えております。
つまり、9月19日陽線(ロウソク足2870円~2944円)がキーポイントになると考えております。一見しますと、ここ最近の動きは三尊天井にも思いますが、このようなところで三尊天井を形成するとは思いません。もし、仮に、ここで三尊天井を形成するならば、東京白金相場は8月16日の安値2680円を下回ることになるでしょう。しかし、私はどうも腑に落ちません。三尊天井は、2番天井よりも強力で、信頼性が強い天井です。なぜならば、3回も市場を強気にさせるから成り立つ天井だからです。ただし、東京白金における一般投資家は、ここ最近の動きに対応しているため買いポジションだけを増やしていませんし、しかもNY白金も商いが低調です。
ただし、ユーロが対ドルで上値の重い展開となっているのが、やや気がかりであるため、先ほどの価格を視野に入れつつ、買い場を探していきたいと考えております。
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