昨日は、すかさず東京白金をヘッジ(保険)売りし、本日はその売り玉を日計りで利食いいたしました。
昨日、嫌な予感がしましたのは、本日イタリア予算案の再提出日であることでした。そのため、本日まではユーロが売られる可能性があると考え、コモディティー全般的に売られやすくなると予想しました。しかし、昨日はそれだけの材料では終わりませんでした。イギリスのEU離脱の問題、米国ではゴールドマンサックス巨額資金流用事件、アップル株暴落、トランプ大統領のOPECに対するけん制発言、自動車・部品に関する関税協議などが、昨日すべての金融商品を押し下げた要因と考えております。
正直、私は東京白金の買いのスタンスを変える考えはありません。このまま下落するような相場ではないと考えております。その理由としましては、8月中旬のトルコリラショックにより大きく東京白金は下落したのが、トルコリラ/円と同じく内部要因の影響であるならば、東京白金3000円、NY白金850ドルを下回ることは考えにくいからです。今回、NY白金は850ドルを下回りましたが、今のところ11月1日の大陽線が下値をサポートしていることから、売りの駆け引きは必要でも、弱気する相場ではないと考えております。
2008年リーマンショック後、東京白金は3000円~5000円のレンジで動いているように思います。上下300円ほどの誤差はありますが。。。8月の白金下落は、リーマンショック以来の低水準となりました。そこまで悲観する相場だったのでしょうか。今の白金市場は、欧州の財政問題がかなり影響しており、欧州絡みの材料はほとんどが弱材料視され、白金市場の上値を重くさせていました。ただし、これだけ安価な商品であれば、需要も増加し、生産者側からしてみますと、減産も考えなければいけないと思います。既に、市場は東京白金の上昇に期待していないため、私は少なくとも期待していきたいと思います。
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