※上記のチャートは、NY金日足(ロウソク足)、ドル指数日足(折れ線)を重ね合わせたものになります。
昨年のFOMC以降、正直金を強気していません。ただし、弱気するつもりはありませんが、日柄を見ながら、買い場探しをしていこうと思っております。今は、円高により、東京市場の上値が限定的になっていますので、もうしばらく下振れリスクは意識しておく必要があります。
昨年12月FOMCでは、今年の利上げ回数を9月時点に比べ下方修正してきましたが、その前に市場がハト派的な見方をしていたため、市場の反応は限定的でした。しかも、パウエルFRB議長がバランスシートについて変更する意思を持たなかったことにより、市場はタカ派に変化したように思います。
それが、今年に入り、パウエルFRB議長が討論会で、経済を支えるため柔軟に対応する用意があると述べたことで、市場に安心感を与えました。それに加え、今朝方公表されましたFOMC議事録で、多くのメンバーが今後の利上げを急いでいないことが明確になったことで、市場は一変ハト派に動いたように思います。
今年も、ハト派・タカ派に振り回されそうですが、正直NYダウが昨年の下落、米長期国債利回り・ドル指数低下は、NY金にとって追い風になると考えております。しかも、米中貿易摩擦、日米物品貿易協定、イギリスEU離脱交渉不安、世界経済見通し低下などなどが、先々相場を下支えする要因かと思います。
ただし、それらのことによりリスクオン・リスクオフで金相場も動くため、リスクオフで売られた場面で買い拾うのが良いと考えております。とりあえず、今は静観しております。
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