昨日のコメントでは、貴金属は今週幾分弱含み、今週末の突っ込みを買い拾うのが良いとお伝えしました。お伝えしましたように、本日東京金で4600円25円安、東京白金で2849円38円安と、やはり弱含みを見せました。
しかしながら、この水準で弱気はしたくありません。と言いますのも、今週の下落は米経済指標好調であるため、ドル高が進んだため、NY市場で貴金属が売り叩かれることとなりました。しかも、中国の春節により、NY市場の商いが乏しいことから、下がりやすかったことも要因となっております。
ただし、来週米中の通商協議、2月15日まで米つなぎ予算期限、27日ー28日には米朝会談、来月はイギリスブレクジット期限、などなど金にとって買われやすい環境となっております。ここ数日間の米国金ETF保有残高が14トン減少していますのは、中国が終節入りしたことによる利食い売りと考えております。しかも、1月25日809.76トンだった米国金ETFが、1月29日に823.9トンまで増加し、2月6日に809.76トンまで減少したことを考えますと、1月28日・29日に購入した分を売却しただけにすぎず、資金が流出したと悲観することにはなりません。
それに、相場の根本には先月のFOMCのハト派な見解があるためドルの上昇にも限界があり、その反面、NY金の下落にも限界があると考えております。中国筋が市場に帰ってきますと、再び買い拾われやすくなると考えております。よって、明日の状況次第で買いを考えていきたいと思います。
※会員募集中です。2週間無料になりますので、お気軽にお申し込みください。