東京金、高値波乱後は・・・?

キャプチャ

 東京金は、前回お話ししましたように2~3手押しは買いになりました。上記のチャートは、2017年中旬から2018年に入ってからも上昇した東京金チャートになります。ここで見ていただきたいのは、一番天井で急落しているかということになります。大きく上昇してからは、1か月間高値を行ったり来たりしているのが理解できます。これが上昇相場の特徴です。(何回も強気にさせる必要があります。)上昇相場でなくとも、底打ちの場合においても何回も下値をたたき、市場を弱気させます。

キャプチャ1

 そこで、上記のチャートをご覧ください。ここにきてようやく過熱感が出てきました。上昇の角度が違います。ただし、高値を付けてからまだ3日目になります。20日に公表しましたFOMC議事録の内容では、年内バランスシート縮小を再確認した一方で、経済が予想通りに推移するならば年内の利上げが適切になるとの見方を示したことで、ハト派一色が後退したと考えております。そのため、よほどポジティブな材料がない限りは、高値をトライすることは困難と考えます。

キャプチャ2

一方、上記のチャートはNY金日足になります。FOMC(1月29日・30日)の政策金利、声明文、パウエルFRB議長の記者会見を前に、市場はハト派の内容を意識したことで、NY金は1300ドルを上抜けました。当面は、1300ドルが下値の抵抗になると考えております。ただし、1300ドルを下回った場合、1250ドルも見えてきます。私の予想では、来月FOMC前後の動きと思います。

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